(1)情報収集 まず、何かを自発的に調べようとする際、どのような手段を最も頻繁に利用するかを尋ねた。「仕事や研究、勉強について調べたいことがある場合」、「商品やサービスの内容や評判について調べたいことがある場合」など、具体的な場面を提示してそれぞれ尋ねたが、いずれの場面についても「インターネットの検索サイト(Google やYahoo!等)で検索する」との回答が圧倒的多数(約7割)を占めた。年代による大きな傾向の差はみられなかった。何かを調べる際の最も一般的な手段として、年代を問わずインターネットが広く浸透していることがわかる 4 (図表2-2-3-1)。 次に、ニュースを視聴する手段として、どのような手段を最も頻繁に利用しているかを尋ねた。その結果、全年代で「テレビを見る」との回答が5割を超え、年代を問わずテレビがニュース視聴の最も一般的な手段となっていることが改めて確認された。年代で大きく差が付いたのが「新聞を読む」との回答であり、60代以上では2割を超えるが20代以下では5%を下回る。「インターネットのニュースサービス(GoogleニュースやYahoo!ニュース等)をWebブラウザで見る」との回答は2〜3割程度であり、60代以上を除いて「新聞を読む」との回答を上回っている(60代以上では「報道機関のWebサイトを読む」と併せると「新聞を読む」とほぼ同じ)。「スマートフォン等のニュースアプリ(Gunosy、LINE NEWS、SmartNews等)」を最も頻繁に利用するニュース視聴手段として挙げた人も、20代以下では5%に達している。総じて、インターネットがテレビに次ぐニュース視聴の一般的手段として年代を超えて定着しつつあることがわかる 5 。 4 ただし、本調査はオンラインモニターへのアンケート結果であるため、回答者がインターネット利用者に限られている点に留意する必要がある。 5 ただし、インターネットのニュースサービスやスマートフォン等のニュースアプリは、新聞社等と契約した上でそのニュースを転載している場合が多い点に留意が必要である。