(5)放送コンテンツの海外展開に関する国際比較 ●日本の放送コンテンツの海外展開は、アニメを中心とした多彩なジャンルで構成されており、アジアを中心に多様な輸出先を確保している 平成25年における放送及び映画を合せた海外輸出額は、米国が183億9,800万ドル、英国が44億1,300万ドル(うち、放送コンテンツ海外輸出額22億8,600万ドル)、フランス4億5,800万ドル(うち、放送コンテンツ海外輸出額2億3,800万ドル)、韓国3億4,600万ドル(うち、放送コンテンツ海外輸出額3億900万ドル)、日本2億600万ドル(うち、放送コンテンツ海外輸出額1億4,100万ドル)となっている(図表7-1-7-17)。また、平成25年の放送コンテンツ海外輸出額について、日本と韓国を比較した場合、その構成比率は、日本が番組放送権45.1%、インターネット配信権14.8%、ビデオ・DVD化権8.6%、フォーマット・リメイク権7.3%、商品化権23.3%などとなっており、韓国では92.3%が番組放送権となっている(図表7-1-7-18)。番組放送権の輸出額のジャンル別の割合では、日本はアニメ、ドラマ、バラエティの順に多彩なジャンルで構成されており、韓国は約9割がドラマとなっている(図表7-1-7-19)。輸出先別の割合では、日本はアジア、北米、ヨーロッパの順に多様な輸出先を確保している。その一方で、韓国はアジアへの輸出が9割を超えており、特に日本への輸出は全体の約6割を占めている(図表7-1-7-20)。