3 レイヤー別にみる市場動向 ここでは、日本を含む世界のICT市場について、市場のレイヤー分類(@コンテンツ・アプリケーション、Aプラットフォーム、Bネットワーク、C端末)に基づき、近年の動向等を概観する(図表1-1-3-1)。 図表1-1-3-1 レイヤー別の対象市場 (出典)総務省「我が国のICTの現状に関する調査研究」(2018年) コンテンツ・アプリケーション:プラットフォームレイヤーを介して連接されたデータや、データを活用して付加価値を提供されるコンテンツ及びアプリケーションが含まれる。 プラットフォーム:データの蓄積や処理などの基本基盤を提供するクラウドに加え、端末や個人を識別する認証機能のほか、各種データを相互に連携させるための機能が含まれる。 ネットワーク:データ伝送機能が含まれ、固定・移動の様々な伝送路から構成される。 端末:IoT化のハブとなるスマートフォン、タブレットなどの主に人間が持つ端末、センサー等のIoTデバイス、ドローン、また、新たな端末としてのAIスピーカー、AR/VRなどが含まれる。