(2)技術貿易 ●2017年度の情報通信産業の技術貿易額17は、輸出超過傾向にある 2017年度の我が国の技術貿易額について、技術輸出による受取額(技術輸出額)が3兆8,844億円で、そのうち情報通信産業は5,123億円となり、全体の13.2%を占めている。一方、技術輸入による支払額(技術輸入額)は、6,298億円で、そのうち情報通信産業は2,417億円となり、全体の38.4%を占めている。技術貿易額全体、情報通信産業ともに輸出超過の状態となっている一方で、内訳のうち情報通信業だけは輸入超過の状態となっており、技術輸出額においては情報通信機械器具製造業が、輸入額においては情報通信業が最も大きな割合を占めている。(図表3-1-4-3)。なお、2007年度から2017年度までの情報通信産業の技術貿易について、どの年度も輸出超過となっている(図表3-1-4-4)。 図表3-1-4-3 技術貿易額の産業別割合(2017年度) (出典)総務省「平成30年科学技術研究調査」により作成https://www.stat.go.jp/data/kagaku/index.html 図表3-1-4-4 情報通信産業の技術貿易額の推移 (出典)総務省「科学技術研究調査」(各年)により作成https://www.stat.go.jp/data/kagaku/index.html 17 技術貿易額とは、外国との間における特許権、ノウハウや技術指導等の技術の提供(輸出)又は受入れ(輸入)に係る対価受取額又は対価支払額のこと。