（4）コミュニケーション手段としてのインターネット利用時間、行為者率
●ソーシャルメディアの平均利用時間及び行為者率の増減には各年代でばらつきがあるが、全年代の行為者率は一貫して増加
インターネットの利用時間に大きな割合を占めるコミュニケーション系メディアの利用について、主なコミュニケーション手段の平均利用時間と行為者率を比較したものが次のグラフである（図表3-2-5-4）。
図表3-2-5-4　主なコミュニケーション手段の利用時間と行為者率
（出典）総務省情報通信政策研究所「平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
全年代で見ると、ソーシャルメディアについては、平日の平均利用時間は前回調査から大きな変化がなかった一方で、休日の平均利用時間は前回より増加した。また、ソーシャルメディアの行為者率は、平日、休日ともに一貫して増加傾向にある。
年代別に見ると、10代においては、平日、休日ともにソーシャルメディアの平均利用時間は前回調査より増加した一方で、行為者率については減少している。また、20代においては、平日、休日ともにソーシャルメディアの平均利用時間及び行為者率が減少した。30代以降の各年代においては、ソーシャルメディアの平均利用時間及び行為者率が増加しているところが多く見受けられる。特に50代及び60代においては、平日、休日ともにソーシャルメディアの平均利用時間はメールの平均利用時間には及ばないものの概ね一貫して増加傾向にある。