(1)5G研究開発 総務省では、2015年度から2018年度まで、5Gの実現に不可欠な要素技術の研究開発に取り組んできた。具体的には、2015年度からは、5Gに求められる無線通信容量の大幅な大容量化、多種・多様なアプリケーションの実現に向けた大幅な高速化、低消費電力化を図った移動通信システムの構築、複数の移動通信網と様々な自営網を最適利用した周波数利用の高効率化を実現する技術の確立に向けた研究開発を実施した。 また、2016年度からは、5Gで想定される多数デバイスを収容する携帯電話網に関する高効率通信方式の研究開発を実施したほか、同じく5Gで想定されるヘテロジニアスネットワーク環境において、様々な周波数や無線アクセステクノロジに柔軟かつ適切に対応できる形で他者のネットワークとの相互接続性を確保するための研究開発を実施してきた。