(1)東日本大震災及びその後の自然災害の発生状況 平成23年3月11日14時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生した。この地震により、宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県で震度6強など広い範囲で強い揺れを観測するとともに、太平洋沿岸を中心に高い津波を観測し、特に東北地方から関東地方の太平洋沿岸では、人的含め、国民生活上の重要なライフラインに大きな被害が生じた。 東日本大震災以降も、平成28年(2016年)熊本地震(以下「熊本地震」)、平成30年北海道胆振東部地震(以下「北海道胆振東部地震」)等の地震災害、平成30年7月豪雨、令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風に伴う洪水・土砂災害等、毎年、多くの自然災害が発生している(図表3-2-1-1)。 図表3-2-1-1 東日本大震災とそれ以降に発生した災害の被災状況 (出典)総務省(2021)「デジタル・ガバメントの推進等に関する調査研究」 1 内閣府(2011)「平成23年版防災白書」 2 内閣府(2012)「平成24年版防災白書」 3 内閣府 災害復興対策事例集 4 内閣府 平成30年7月豪雨による被害状況等について(平成31年1月9日17:00現在) 5 内閣府 平成30年北海道胆振東部地震に係る被害状況等について(平成31年1月28日15:00現在) 6 内閣府 令和元年台風第15号に係る被害状況等について(12月5日17:00現在) 7 内閣府 令和元年台風第19号等に係る被害状況等について(令和2年4月10日9:00現在)