(3)雇用者数 ●2019年時点の情報通信産業の雇用者数は、405.8万人で全産業の5.6%を占めており、2000年と比較して16.5%減少 2019年の情報通信産業の雇用者数は、405.8万人(前年比±0.0%)、全産業に占める割合は5.6%であった。情報通信産業を構成する9部門については、「インターネット附随サービス業」(前年比6.7%増)、「情報通信関連サービス業」(前年比2.5%増)、「研究」(前年比0.6%増)はそれぞれ堅調に増加している一方、「映像・音声・文字情報制作業」(前年比4.6%減)、「通信業」(前年比1.5%減)、「放送業」(前年比1.4%減)、「情報通信関連製造業」(前年比1.4%減)などは減少した(図表4-1-1-7)。 2000年と2019年の数値を比較すると、情報通信産業全体で16.5%の減少となっている。特に「情報通信関連建設業」は77.8%の減少、「通信業」は65.0%の減少、「情報通信関連製造業」は39.2%の減少となっており、減少割合が非常に大きい。他方、「インターネット附随サービス業」や「情報サービス業」は、増加している 9 (図表4-1-1-7)。 図表4-1-1-7 情報通信産業の雇用者数の推移 10 (出典)総務省「令和2年度 ICTの経済分析に関する調査」(2021) 9 「インターネット附随サービス業」は、2005年から2019年にかけて139.2%の増加、「情報サービス業」は2000年から2019年にかけて14.5%の増加となっている。 10 数値の詳細については巻末データ10を参照。