(1)主なメディアの利用時間と行為者率 27 ●全年代では、平日の「インターネット利用」の平均利用時間 28 が「テレビ(リアルタイム)視聴」の平均利用時間を初めて超過 「テレビ(リアルタイム)視聴」 29 、「テレビ(録画)視聴」、「インターネット利用」 30 、「新聞閲読」及び「ラジオ聴取」の平均利用時間と行為者率を示したものが図表4-2-5-1である。 図表4-2-5-1 31  主なメディアの平均利用時間と行為者率 (出典)総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」 全年代では、平日、休日ともに、「テレビ(リアルタイム)視聴」の平均利用時間及び「インターネット利用」の平均利用時間が長い傾向は変わらないが、平日については、「インターネット利用」の平均利用時間が、初めて「テレビ(リアルタイム)視聴」を上回る結果となっている。行為者率については、「テレビ(リアルタイム)視聴」の行為者率は、平日、休日ともに「インターネット利用」の行為者率を下回っている。また、「ラジオ聴取」の行為者率は、平日、休日ともにほぼ横ばいで推移している。 年代別に見ると、「インターネット利用」の平均利用時間が、平日、休日ともに各年代で増加しており、特に10代及び20代の平均利用時間が長い傾向が続いている。また、「テレビ(リアルタイム)視聴」は、年代が上がるとともに平均利用時間が長くなっており、60代の平均利用時間が最も長くなっている。行為者率については、平日、休日ともに、10代、20代、30代及び40代では「インターネット利用」の行為者率が、50代及び60代では「テレビ(リアルタイム)視聴」の行為者率が最も高くなっている。「新聞閲読」についても、年代が上がるとともに行為者率が高くなっている。 27 平日については調査日2日間の1日ごとに、ある情報行動を行った人の比率を求め、2日間の平均をとった数値。休日については、調査日の比率。 28 調査日1日当たりの、ある情報行動の全調査対象者の時間合計を調査対象者数で除した数値。その行動を1日全く行っていない人も含めて計算した平均時間。 29 テレビ(リアルタイム)視聴:テレビ受像機における視聴のみならず、あらゆる機器によるリアルタイムのテレビ視聴。 30 インターネット利用:機器を問わず、メール、ウェブサイト、ソーシャルメディア、動画サイト、オンラインゲーム等、インターネットに接続することで成り立つサービスの利用を指す。 31 この図表、図表4-2-5-3及び図表4-2-5-4においては、「2018年」、「2019年」及び「2020年」は、それぞれ2018年度の調査結果(2019年2月23日〜3月1日実査)、2019年度の調査結果(2020年1月14日〜1月19日実査)及び2020年度の調査結果(2021年1月12日〜1月18日実査)を示している(他の年は、当該年の調査結果を示している。)。