(2)ブロードバンド基盤の在り方 総務省は、「電気通信事業分野における競争ルール等の包括的検証」最終答申(令和元年12月17日情報通信審議会)を踏まえ、ブロードバンド基盤の在り方等について検討を行うため、「ブロードバンド基盤の在り方に関する研究会」を2020年(令和2年)4月より開催している。 同研究会においては、通信インフラの「整備」から「維持」へのフェーズ移行を念頭に置き、通信分野におけるユニバーサルサービスを検討する上で留意すべき点や、ブロードバンドをユニバーサルサービスとして位置付ける場合、ブロードバンドの内容(品質水準、料金水準等)や提供主体、交付金による補填対象、交付金の負担の在り方等についてどのように考えるのかといった多様な論点について、利用者や自治体、事業者へのヒアリングを行いユーザーの視点を踏まえ、専門的・集中的な検討を進めている。 検討の結果は、2021年(令和3年)夏頃を目途に取りまとめるとともに、その結果を踏まえ、所要の措置を講じることとしている。