(2) 非静止衛星 非静止衛星は、静止軌道以外の軌道を周回するもので、一般に静止軌道よりも低い高度を周回している。このため、静止衛星に比べて伝送遅延が小さく、衛星までの距離が近いため、端末の出力も小さくて済み、小型化や携帯化が可能である。また、赤道上に位置する静止軌道では困難な極地域の通信も可能である。一方、衛星が上空を短時間で移動してしまうことから、通信可能時間を確保しつつ、広域をカバーするためには、多数の衛星の同時運用が必要となる。 【関連データ】 我が国の通信サービスに利用中の主な静止衛星(2021年度末) 我が国が通信サービスとして利用中の主な非静止衛星(2021年度末) URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nf304000.html(データ集)