第5節　国内外における機器・端末関連の動向
1　情報端末市場の動向
世界の情報端末の出荷額は、2016年以降増加傾向にあり、2021年には79兆6,625億円（前年比10.4％増）となった（図表3-5-1-1）。内訳をみると、スマートフォンとPCが中心となっている。
日本の情報端末の生産額は、2017年まで減少傾向であったが、2018年以降増加に転じた後2020年から再び減少し、2021年には1兆370億円（前年比3.2％減）となった（図表3-5-1-2）。内訳をみると、携帯電話・PHS 1 が2010年代中盤までは大きかったが、その後縮小し、現在はデスクトップ型PC、ノート型PC、情報端末 2 が中心となっている。
図表3-5-1-1　世界の情報端末出荷額の推移 3 
（出典）Omdia
図表3-5-1-2　日本の情報端末生産額の推移
（出典）経済産業省「生産動態統計調査機械統計編」 4 
1　2019年度以降は、携帯電話・PHSの生産額は非公表となったため、無線通信機器（衛星通信装置を含む）から放送装置、固定通信装置（衛星・地上系）、その他の陸上移動通信装置、海上・航空移動通信装置、基地局通信装置、その他の無線通信装置、無線応用装置を引いた値を使用している。
2　外部記憶装置、プリンタ、モニターなど。情報キオスク端末装置は非公表の年があるため、それを除いた値を使用。
3　タブレットは2017年から集計。
4　https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/index.html