(2) 放送コンテンツの海外展開 放送コンテンツの海外展開は、日本の各地域の農林水産品・地域産品や文化などに対する関心を高め、これらの販路拡大などの経済的な効果が見込まれるだけでなく、我が国に対するイメージ向上にも寄与し、ソフトパワーの強化につながるなど、外交的な観点からも極めて重要である。 総務省では、放送コンテンツの海外展開を推進する「一般社団法人放送コンテンツ海外展開促進機構」(BEAJ(ビージェイ))や関係省庁などとも連携しながら、日本の放送事業者等が日本の地域の魅力を発信する放送コンテンツを海外の事業者等と共同で制作し、世界へ発信する取組を継続的に支援している。また、2021年(令和3年)11月のTIFFCOM(東京)、同年12月のATF(シンガポール)などのコンテンツ国際見本市においては、我が国のコンテンツを広く海外展開していく契機ととらえ、官民連携によりPR活動を実施したところである。 以上の取組等も含め、2025年度(令和7年度)までに海外売上高を1.5倍(対2020年度(令和2年度)比)に増加させることを目標に、放送コンテンツの海外展開を引き続き推進していく(図表4-4-5-1)。 図表4-4-5-1 放送コンテンツの海外展開の推進