(4) 教育分野におけるICT利活用の推進 総務省では、教育分野でのICTの利活用を更に推進するため、文部科学省と連携し、2017年度(平成29年度)から2019年度(令和元年度)まで、教職員が利用する「校務系システム」と児童生徒も利用する「授業・学習系システム」におけるデータを活用し両システムの安全かつ効果的・効率的なデータ連携方法などについて検証する「スマートスクール・プラットフォーム実証事業」を実施した。2020年度(令和2年度)は、実証成果である「スマートスクール・プラットフォーム技術仕様」をホームページに公開の上、普及・促進するための取組を行い、2021年度(令和3年度)からは、学校外で事業者が保有するデジタル学習システム間での情報連携を可能とする基盤である「デジタル教育プラットフォーム」の実現に向け、必要な技術仕様(参照モデル)の検討を実施している。 また、2020年度(令和2年度)には、ローカル5Gの教育現場における活用モデルの構築を行った。具体的には、ローカル5G基地局を設置することで教育現場に5G利用環境を構築し、超高速等の5Gの特長を活かした実証を行い、ユースケースの周知を図っている。