(2) Beyond 5Gに向けた潜在的競争力 世界の通信インフラ市場(携帯基地局)では、海外の主要企業が高いシェアを占め、関連特許も多数保有しており、今後も高い国際競争力を維持・確保することが見込まれるが、日本企業の国際競争力は低い状況にあり、このままの状況が続けば、Beyond 5Gでも海外企業の後塵を拝するおそれがある。他方で、日本企業は、携帯基地局、スマートフォンなどでは苦戦しているものの、それらに組み込まれている電子部品市場では一定の世界シェアを占めており、Beyond 5Gに向けた潜在的な競争力は有していると考えられる(図表4-7-2-2)。 図表4-7-2-2 通信インフラ市場における日本の国際競争力 (出典)総務省 情報通信審議会 情報通信技術分科会 第34回技術戦略委員会資料