(2) 今後の課題と方向性 Beyond 5G(6G)については、従来、我が国の情報通信産業は、国際的に優れた技術を確立しても必ずしも大きな事業・ビジネス成果に繋げることができなかった等の教訓を踏まえ、また、我が国の経済安全保障の確保の観点からも、グローバル市場での競争力発揮が課題であることから、研究開発成果がグローバルな視点に立って世界で活用されること(いわゆる「グローバル・ファースト」)を念頭に置いた取組が必要である。 その他、量子、AI、宇宙等の先端分野の研究開発については、超高信頼な量子通信技術の実現や、大阪・関西万博を見据えた同時通訳の実現、高度な宇宙ネットワーク技術の実現など、各種課題に向けた早期の社会実装が課題とされている。