世界のソーシャルメディア利用者数1は、2023年の49億人から2028年には60億5,000万人に増加すると予測されており(図表Ⅱ-1-7-1)、コミュニケーション用途だけではなく、動画コンテンツの視聴やライブコマースといった用途での利用が増えており、メタバース空間内でコミュニケーションを図るメタバースSNSも若者を中心に普及しつつある。今後は、多種多様化するSNSサービス間の連携や融合が進むものと予想される。
日本のソーシャルメディア利用者数は、2023年の1億580万人から2028年には1億1,360万人に増加すると予測されている(図表Ⅱ-1-7-2)。若者中心のコミュニケーション手段からあらゆる年代におけるコミュニケーション手段へと変化しており、今後は緩やかな増加になると見込まれる。FacebookやInstagram、X(旧Twitter)などが依然として主流であるものの、一定時間で投稿が消える、投稿時間が制限される、写真の加工や文章の追加が不可能など機能面で主流サービスと差別化を図っているサービスも数多く登場している。
1 ソーシャルメディアサイトやアプリケーションを月1回以上利用する人
2 https://www.statista.com/outlook/amo/advertising/social-media-advertising/worldwide
3 https://www.statista.com/statistics/278994/number-of-social-network-users-in-japan/