5 ICT分野の研究開発の動向 (1) 研究開発費に関する状況 ア 主要国の研究開発費の推移 2020年の主要国における研究開発費は、米国が76兆9,738億円でトップを維持している。2位以下は中国、EU、日本と続くが、日本の研究開発費は横ばい傾向にあり、主要国上位との差が拡大している状況にある。 【関連データ】主要国の研究開発費の総額の推移 出典:国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター「研究開発の俯瞰報告書(2023年)」 URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/datashu.html#f00114(データ集) イ 我が国の研究開発費に関する状況 2022年度の我が国の科学技術研究費(以下「研究費」という。)の総額(企業、非営利団体・公的機関及び大学等の研究費の合計)は20兆7,040億円、そのうち企業の研究費は15兆1,306億円となっている。また、企業の研究費のうち、情報通信産業 10 の研究費は3兆6,433億円(24.1%)となっており(図表U-1-1-10)、近年減少又は横ばいの傾向が続いている(図表U-1-1-11)。 図表U-1-1-10 企業の研究費の割合(2022年度) (出典)総務省「令和5年科学技術研究調査」を基に作成 11 図表U-1-1-11 企業研究費の推移 (出典)総務省「科学技術研究調査」各年版 12 を基に作成 10 ここでは情報通信機械器具製造業、電気機械器具製造業、電子部品・デバイス・電子回路製造業、情報通信業(情報サービス業、通信業、放送業、インターネット附随・その他の情報通信業)を指す。 11 https://www.stat.go.jp/data/kagaku/index.html 12 https://www.stat.go.jp/data/kagaku/index.html