第2節 電気通信分野の動向 1 国内外における通信市場の動向 OECDによると、人口100人あたりのブロードバンド契約者数(2023年12月)について、首位はフランスで47.0契約、2位は韓国で46.6契約、3位はスイスで46.2契約となっている。なお、ブロードバンドには、DSL、ケーブル、光ファイバ(FTTH)、衛星、固定ワイヤレス、そのほかが含まれている。日本は14位の40.8契約であり、OECD平均35.8契約を上回っている(図表U-1-2-1)。 また、人口100人あたりのモバイルブロードバンド契約数は日本が首位となっている(203.5契約)。2位以降は米国(190.1契約)、エストニア(175.9契約)、フィンランド(159.9契約)、デンマーク(145.8契約)となっている。この内、5Gサービスの契約数については、デンマークが103.6契約と最も多く、次いで日本の69.4契約、韓国63.5契約となっている(図表U-1-2-2)。 図表U-1-2-1 人口100人あたりのブロードバンド契約者数 (出典)OECD 1 図表U-1-2-2 人口100人あたりのモバイルブロードバンド契約数 (出典)OECD 2 1 OECD統計。OECD Broadband statistics 〈https://www.oecd.org/en/topics/sub-issues/broadband-statistics.html〉 1.2.1. OECD Fixed broadband subscriptions per 100 inhabitants, by technology, December 2023を掲載。 光ファイバには、FTTH、FTTP、およびFTTBが含まれ、FTTCおよびFTTNは含まれない。 2 OECD統計。OECD Broadband statistics 〈https://www.oecd.org/en/topics/sub-issues/broadband-statistics.html〉 1.2.2. OECD Mobile broadband subscriptions per 100 inhabitants, by technology, December 2023を掲載。