(3) 次世代の情報通信基盤の普及・拡大に向けた取組 Beyond 5G推進戦略2.0では、2030年代のAI社会を支える次世代情報通信基盤について、柔軟かつ低遅延・高信頼・低消費電力なインフラであることが期待されており、その実現には、我が国が強みを有するオール光ネットワーク技術の確立・高度化とともに、その社会実装と本格的な活用が必要不可欠としている。 2030年頃の我が国における社会実装と本格的な活用を目指す観点から、オール光ネットワーク技術の研究開発に加え、こうした最先端の研究開発成果について、多様な関係者が、早い段階から実際に製品化等の確認・検証をできる環境が求められている。このような検証環境が早期に整備されることにより、オール光ネットワーク関連の技術・製品・サービスの事業化サイクルの加速化が図られ、他国に先駆けたオール光ネットワークの早期社会実装が可能になることに加え、これら技術・製品・サービスの海外展開が促進され、我が国の国際的競争力の強化につながることが期待されている。 こうした背景から、総務省においては、多様な関係者が製品化等にあたり実際に確認・検証をできる実証基盤環境(APNイノベーションハブ)の段階的な構築に取り組むこととし、2025年度に整備計画等を策定しており、これを踏まえ、2026年度以降、段階的にAPNイノベーションハブを整備・拡充することとしている。構築の初年度である2026年度には、関東エリア内に実ネットワーク環境を模したオール光ネットワーク環境を整備し、本環境の利用者がオール光ネットワーク機器の相互接続や無線アクセスネットワークへのオール光ネットワーク適用検証等を行うことを想定している。