[開催年月日:平成13年6月13日]


JR九州の駅ホームにおける喫煙対策の見直し
−行政苦情救済推進会議の検討結果を踏まえJR九州にあっせん−



 平成13年7月19日、九州旅客鉄道株式会社に対し、喫煙対策の見直しを行うようあっせんした。
 行政相談の要旨は、以下のとおり。
   私は、通勤にJR九州の鹿児島本線を利用しており、自宅最寄りの天拝山駅で普通列車に乗車した後、二日市駅で快速列車に乗換え、博多駅で下車している。
   私が快速列車を待つ二日市駅では、列車を待つ人が並ぶ位置のすぐ近くに喫煙コーナーが設置されているため、列車を待つ間、煙草を吸わない私は煙草の煙や臭いでいつも不快に感じている。
   また、博多駅の喫煙コーナーは、ホームへの階段の上にあるため、階段を下っている時に頭上から煙草の灰が落ちてきて不愉快であったことがあるほか、喫煙者の鞄等が落ちてこないかといつも気掛かりである。
   さらに、最近職場では喫煙コーナーの設置による分煙のほか禁煙タイムや喫煙タイムを設定し煙草を吸える時間を制限しているが、JR九州の場合には分煙対策は行っているものの禁煙タイム等の設定は行っていない。 
   福岡市地下鉄のようなホームの終日禁煙とまでは言わないものの、JR九州が煙草を吸わない者の身になって駅の喫煙コーナーの位置の見直しや禁煙タイム等の設定を行うようにしてもらいたい。
 JR九州に対し、喫煙対策の見直しをあっせんした内容は次のとおり。
1) 通勤・通学による混雑時等における禁煙タイム等の設定を検討すること。
 →    JR九州では、喫煙コーナーの設置による分煙対策は行っているものの禁煙タイムの設定等は行っていない駅がある。
2) 喫煙コーナーの設置場所について、各駅の状況に応じて必要な見直しを図ること。
 →    喫煙者と非喫煙者の分離が不十分な駅がある。
 →    喫煙者の煙草の灰、荷物等が喫煙コーナーから階段に落下する恐れのある駅がある。
3) 啓発ポスターや案内放送などにより、喫煙マナーの向上を図ること。