[開催年月日:平成13年12月10日]

 国道202号虹の松原区間における安全対策の充実について
  −行政苦情救済推進会議の検討結果を踏まえ佐賀国道工事事務所にあっせん−

 平成14年3月22日、国土交通省佐賀国道工事事務所に対し、改善を図るようあっせんした。
 また、佐賀森林管理署、佐賀県教育委員会及び唐津市教育委員会に連絡した。
 行政相談の要旨は、以下のとおり。
   国道202号の虹の松原地区は、特別史跡に指定されているため、植物や土質などの現状変更が厳しく制限されていると聞く。このため、松並木の枝が路面上に張り出している箇所も多く、高さ2.8メートル以上の大型トラックの進入が禁止されている。しかし、松の根元が道路側にはみ出している箇所もあり、これに衝突するなどの事故も後を絶たない。
   私も、この区間を時々利用しているが、危ないと感じることもしばしばあるので、交通事故防止のために危険箇所の点検や松を伐採するなどの安全対策を講じるようにしてほしい。
   国道202号の虹の松原地区は、特別史跡に指定されているほか、国定公園にも指定されている。また、虹の松原地区を避けるコースで国道202号唐津バイパスが通じているが、国道202号への通行規制は特に行われていない。このために国道202号の通行量は相変わらず多い状況となっている。
   このようなことから、通行する車による排気ガスの影響により松が枯れるなどの被害が生じることが予想されるので、名勝地を守るためにも通行規制を行うようにしてほしい。

   国土交通省佐賀国道工事事務所に対し、安全対策の充実についてあっせんした内容は次のとおり。
1)   総合的な観点から虹の松原地区に係る安全対策を講じるために、佐賀県教育委員会等関係機関との協議を速やかに行うとともに、当面の安全性の向上措置として、警戒標識や案内標識等の増設等を行うこと。
2)   国道202号バイパスへの案内標識の増設等車両流入の推進方策を検討すること。