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行政苦情救済推進会議(座長:川上宏二郎 西南学院大学名誉教授)に諮り、その検討結果を踏まえ、平成19年4月17日、佐賀県に対し参考連絡を行い、検討を依頼しました。
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申出要旨 |
国道 263号の佐賀市内の総合運動場前交差点と国立病院前交差点との間には、南北に走っている車道(4車線)の東側に幅員3.5m(メートル)の歩道、西側に幅員4.5mの歩道、また、両交差点の間に地下横断歩道(以下「高木瀬地下歩道」という。)が設けられている。
この高木瀬地下歩道の出入口施設の通路(以下「地下出入口用通路」という。)は、上屋、外壁付きのもので、国道 263号の車道を挟んで東西に各1か所あり、外壁を含むとそれぞれ歩道を幅3.1m、長さ71mにわたり占有している。
このうち、東側の歩道の幅員は、1.15mと狭いことから、歩行者、自転車などが擦れ違いづらく、不便であり、安全面も心配な状況となっている。
また、地下出入口用通路は、南側と北側の2か所に出入口があり、その通路は斜路となって南北に通り抜けられる構造となっていることから、この斜路を下って、反対側の歩道には向かわず(車道を横断せず)、通り抜けようとする自転車利用者は、スピードを出して斜路を下り反対側の斜路を上ろうとするため、自転車利用者だけでなく、離合する歩行者などにとっても、衝突等の事故が危ぐされる。
地下出入口用通路横の歩道などが通行しづらくなっているので、改善方策を検討してもらいたい。
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当局の参考連絡の内容
- 当局が実施した高木瀬地下歩道に関する現地調査等の結果
- しかし、上記1の当局の現地調査等は、例えば、高木瀬地下歩道の利用状況については、平日の朝の通勤、通学の時間帯の90分間に限って調査したものであり、関係者の意見については広く聴取したものではないなど、東側の歩道等を利用する歩行者及び自転車利用者にとっての利便性、安全性等や高木瀬地下歩道のバリアフリー上の観点から、十分ではないこと
また、高木瀬地下歩道は、約30年前、国道263号を横断して総合運動場へ向かう者の用に供する目的で設けられているが、その後、日常生活上における利用形態や交通事情等周辺の状況も変化してきていること
- このため、佐賀県に対して、上記2のような観点からの専門的、具体的かつ総合的な調査、分析等を実施するとともに、高木瀬地下歩道の利用者、関係団体や有識者などから広く意見を聴取するなどしながら、改善方策を検討するよう依頼
- なお、改善案検討の参考として、9事項のアイデアを提示
(いずれのアイデアにも利点がある反面、欠点があることを添えた。)
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