〔開催年月日:平成22年3月2日〕

   国道3号の道路案内標識に福岡市の主要地点への案内表示をしてほしい
−行政苦情救済推進会議の結果を踏まえ九州地方整備局にあっせん−

○ 行政苦情救済推進会議(座長:川上宏二郎 西南学院大学名誉教授)に諮り、その検討結果を踏まえ、平成22年3月31日、九州地方整備局にあっせんしました。

○ 申出要旨

 福岡空港のそばを通る国道3号(福岡南バイパス)にある西月隈3丁目交差点は、国道3号を北上してきた多くの車が博多駅方面や天神等福岡市中心部に行く際に利用する交差点である。
 ところが、同交差点に設置されている道路案内標識上の直進方向には、「北九州 古賀」としか表示されておらず、博多駅や天神を示す案内が表示されていない。加えて、左折方向には「板付」という福岡市内の地名が表示されているため、初めての人は、直進していいのか分からず、ここからも行けるだろうと勘違いし、遠回りになるのに左折してしまう。現に、県外出身者である私も2回ほど左折して、道に迷った経験がある。
 また、今回、改めて気付いたことであるが、同交差点の前後の交差点や周辺の県道、市道においても、博多駅や天神等福岡市中心部への案内がされていない案内標識が多数ある。
 西月隈3丁目交差点のように通行量の多い道路の交差点には、博多駅や天神まで誘導する案内も表示してほしい。


○ 当局のあっせん内容
九州地方整備局は、次の措置を講じる必要がある。

(1) 道路利用者に分かりやすく必要な情報を提供する観点から、申出交差点等において、「博多駅」、「天神」の補助表示等をすることについて検討すること。

(2) 道路案内標識の内容の改善に資するため、有識者・一般ユーザー等からの意見を聴取する委員会を設置する等、道路利用者の意見・要望をより一層把握、聴取する制度、仕組みを設けることについて検討すること。