2 経営指標の利用方法

 ここでは、代表的な各指標を用いて経営分析を行う。各事業体においては、自らの数値と類似団体平均及び全国平均の数値との比較により自己分析を行う。以下に、その際の参考として、例示したA市と全国平均との比較を行っているので参照されたい。なお、類似の特定団体に対する比較も併せて行うことが望ましく、さらに詳細な経営分析を行う場合については、「3各指標」の数値を用いて行うとよい。

I 経営分析

 本章で行う経営分析の指標は、次表のとおりである。




II A市の類型区分及び経営状況
現在給水人口 主な水源 有収水量密度 経常収支比率 累積欠損金比率 不良債務比率

225,086人

受水

4.93千m3/ha

108.4%


 A市は、現在給水人口225,086人で、受水を主な水源としており、有収水量密度4.93千m3/haで、本書における分類では、給水人口15万人以上30万人未満、水源別区分は受水、有収水量密度は全国平均以上の類型(類型区分B2)に属する。
経営状況については、平成15年度以降、経常収支比率は100%以上であり、現在のところ比較的良好な状況にあるといえる。



 以下、「1.事業の概況」から4項目にわたる分析を行う。



1.事業の概況へ→
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平成20年度水道事業経営指標