通知日:平成11年12月27日 |
通知先:労働省 |
財務の構造 |
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事業の概要 |
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1. | 事業団は、業務災害又は通勤災害の被災労働者の社会復帰の促進等を図るための事業を行う法人として、昭和32年7月に設立 | ||
2. | 労災病院等の設置・運営が主な事業、他に職場環境改善資金等の貸付け等を実施 | ||
3. | 労働保険特別会計から事業団に施設整備費として出資金、運営費の一部等として交付金(労災病院を除く。)職場環境改善資金の貸付原資は財投借入金 | ||
2 |
財務の概要 |
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1. | 資産総額:5,458億円 出資金累計額:6,008億円 | ||
2. | 収 益:2,850億円 | ||
(いずれも約9割が労災病院) →当期損失 171億円 費 用:3,021億円 累積欠損金 1,694億円 |
事業内容とその課題 |
1 出資金の投入状況 |
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2 |
労災病院を取り巻く状況の変化 |
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1. | 労働災害による被災者数は約3分の1に減少 S43(ピーク) 172 万人 → H8 66 万人 |
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2. | 労災指定医療機関(労災保険による診療等が行える民間病院等)は約2倍に増加 S40 13,805 機関 → H8 26,798 機関 |
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3. |
労災病院における労災患者比率の低下
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3 |
損益の状況 |
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1. | 労災病院の損益状況 |
当期損失 H5 190億円(ピーク) → H8 137億円 |
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医業収支比率(費用/収入) H3 111(ピーク) → H8 105 |
2. | 収益に対する各費用の割合 | |||||||||||||||||||||||||
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(注)民間病院における収益に対する各費用の割合を100とした場合の労災病院の指数である。
→ 仮に、減価償却費率、材料費率のうち診療材料費率を民間病院並みにした場合、当期利益が生じる。
(ポイント)
労災病院の損益は改善傾向にあるものの、平成8年度においてもなお137億円の当期損失があることから事業費の一層の削減が必要 |