小型船舶操縦士海技免状の更新申請手続の簡素化
(本省)
【相談要旨】
 私は小型船舶操縦士海技免状の交付を受けており、5年ごとの更新に当たっては、更新申請のため、最寄りの地方運輸局・運輸支局に出向かなければならないが、申請先である最寄りの地方運輸局・運輸支局は遠隔地にあることから、更新申請をする場合、そのために仕事を1日休まなければならない上、交通費もかかる。地方運輸局・運輸支局に出向かせることなく、郵送等により更新申請を受け付けてほしい。

【現状】
 小型船舶操縦士の新規免許申請では、郵送による申請が認められているが、更新申請では本人又は海事代理士が窓口に出頭して行うとされ、郵送による申請が認められず(理由:更新手続においては書類不備により補正を求めることが多いこと、旧免状の写真と現在の写真との比較では本人確認が難しいことから対面審査が必要であること)。

【推進会議の意見及びあっせん】
 更新申請書と新規免許申請書とは、記載事項や添付書類はほぼ同様なものとなっており、更新申請についてのみ出頭を求め、書類の不備の補正等を対面指導する必要はないと考えられる
 地方運輸局・運輸支局への出頭は負担が大きい。
運輸省(現国土交通省)にあっせん(平成12年9月)
郵送による更新申請を認める方向で検討する必要

【あっせん結果】
 平成13年4月から、免許更新についても郵送による申請手続が認められることになった。