同一の市外局番の地域内での市外局番のダイヤル方法の改善
(関東管区行政評価局)
【相談要旨】
 同一の市外局番の地域内でも、市外局番を省略してダイヤルするとつながらず、念のため市外局番から再ダイヤルするとつながる場合がある。同一の市外局番の地域内において市外局番が省略できるのかできないのか、利用者が迷わないようにしてほしい。

【現状】
 本件は埼玉県のさいたま市と鴻巣市間の通話に関するもの
 両市の市外局番は共に048であるが、さいたま市は浦和単位料金区域、鴻巣市は熊谷単位料金区域に属しているため、相互の通話は市外局番を付けてダイヤルしなければつながらない。
 従来、浦和単位料金区域の市外局番は0486、熊谷単位料金区域の市外局番は0485と4けたであったが、これらの区域における電話の需要が増加したため、使用可能な回線数を増加する必要が生じ、市外局番の末尾の1けたを市内局番に移す「桁ずらし」の方法がとられ、結果的に市外局番が同じ048となったもの

【推進会議の意見及びあっせん】
 市外局番なしでもつながるようにするためには、電話交換機のソフトウェアの変更に相当の経費を要すること等から困難であるとしても、「おかけになった電話番号は使われていません。」のアナウンスだけではあまりにも不親切
NTT東日本埼玉支店にあっせん(平成14年3月)
市外局番を頭につけてダイヤルしなければつながらない旨、電話利用者に対する案内を充実する必要

【あっせん結果】
 誤ダイヤルのアナウンスに「また、同じ市外局番どうしでも市外局番からダイヤルしないとかからない地域がありますのでご注意ください。」の文言を追加するようNTT東日本本社に上申された。
 また、電話の新設、移転の受付部門及び電話帳で、同一市外局番でも市外局番をダイヤルしないとかからない地域があることの案内が行われることととなった。