(沖縄行政評価事務所)
【相談要旨】
深夜には自動販売機でたばこは売らないとの取り決めがあると記憶しているが、自宅近くのたばこ自動販売機は深夜も稼動しており、未成年と思われる者がたばこを買っているのを見かけた。付近には小学校もあるので、児童・生徒等青少年に悪影響をおよぼす深夜の自動販売機によるたばこの販売をやめるよう関係業者を指導してほしい。 |
【現状】
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たばこを自動販売機により販売する場合も、たばこ事業法に基づき財務大臣の許可が必要 |
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深夜稼動している屋外の自動販売機が未成年者のたばこ購入を容易にしているとの批判から、財務省の指導により全国たばこ販売協同組合連合会では、自動販売機による販売の自主規制(午後11時から翌朝午前5時までの深夜稼動停止)を実施
自主規制実施率:全国平均97パーセント(平成12年7月)、沖縄県66パーセント |
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沖縄行政評価事務所の調査結果:深夜に稼動しているもの133台中49台(37パーセント)、無許可設置同46台(35パーセント) |
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【推進会議の意見及びあっせん】
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たとえ業界の自主規制であっても、未成年者の喫煙防止の観点から、必要かつ合理的なものであれば行政としてしっかり業者を指導していくことが必要 |
◎ |
自動販売機を無許可で設置している者に対する厳重な取締りの実施 |
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沖縄総合事務局にあっせん(平成12年12月) |
自動販売機の深夜稼動、無許可設置に対する指導が必要 |
【あっせん結果】
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関係事業者に対し、深夜稼動の自粛を要請した。 |
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216台の無許可自動販売機が撤去された。 |
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