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日本鉄道建設公団 |
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| (1) |
組織の簡素合理化 |
| 平10.4.1現在、本社のほか、地方機関として5支社(959人) 、1工事事務所( 26人) 、3建設局(430人) 設置、支社等に鉄道建設所等32か所設置。支社は主として在来線の建設工事等を実施 |
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| ○ |
支社の中には、事業量が建設工事の完了に伴い減少し、今後さらに減少の見込みのものあり |
| ○ |
支社の課の中には、業務が縮小して係相当になっても、そのまま存置されているものあり |
| ○ |
建設所の設置に当たっての明確な基準がなく、非効率な設置となっているものあり |
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<勧告要旨>
組織の簡素合理化を図る観点から次の措置を講じ、要員の合理化を図ること。
- 支社について、業務量及び業務内容の変化に対応した統廃合を行うとともに、内部組織についても、業務量の変化に対応した統廃合を行うこと。
- 建設所について、設置基準を策定し、効率的な設置を図ること。
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| (2) |
要員の合理化 |
| ・ |
平10.4.1現在、職員数 1,792人(本社 377人、支社等1,415人) |
| ・ |
要員縮減に努め、事業運営の効率化を進めるとの閣議決定(平7.2.24) あり |
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| ○ |
要員1人当たりの業務量に支社等間で格差
| (例)土木部門: |
工事計画額約 250億円、管内鉄道建設所3か所の支社で年間平均 6.7人配置 |
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工事計画額約 15億円、管内鉄道建設所1か所の支社で年間平均 8.7人配置 |
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| ○ |
部外委託の拡大の余地あり
土木部門の施工監理補助業務(資料作成等)の部外委託は一部の建設所でのみ実施
用地取得・管理業務の地方公共団体等への委託は一部の工事路線でのみ実施 |
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<勧告要旨>
事業運営の効率化を図る観点から、次の措置を講じ、要員の合理化を図ること。
- 業務全般にわたり業務量に対応した要員配置の見直しを行うこと。
- 施工監理補助業務及び用地取得・管理業務について部外委託を拡大すること。
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| (3) |
業務の見直し |
| ・ |
鉄道公団は、鉄道事業者の申出に基づく運輸大臣の指示を受け、その工事施行能力を活かして事業主体となり資金を調達して、民鉄線、主要幹線鉄道線及び都市鉄道線の建設・大改良工事を実施。工事完了後は、当該事業者に施設を譲渡又は貸付け |
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| ○ |
民鉄線の建設・大改良工事について、大手民鉄等工事施行能力のある事業者に係る路線の場合、多くの部分を公団が当該事業者に委託して実施する実態あり。また、近年、事業者自ら資金を調達し工事を実施する例あり |
| ○ |
主要幹線鉄道線及び都市鉄道線の建設・大改良工事は、公団が行う場合は無利子貸付金を活用できることから公団が事業主体となって実施。JR旅客各社に係る工事の多くの部分を委託で実施しているが、同一線区の同一内容の工事でJR旅客委託施行と公団直接施行とが混在しているものあり |
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<勧告要旨>
鉄道公団の業務の合理化・効率化を図る観点から、次の措置を講じること。
- 民鉄線の建設・大改良工事については、鉄道事業者において資金調達が可能な場合には、工事施行能力のある鉄道事業者に係るものは、時期的に工事が集中する場合等を除き、原則として鉄道公団工事の対象から除外すること。
- 主要幹線鉄道線及び都市鉄道線の建設・大改良工事については、鉄道公団に対し、工事施行能力のある鉄道事業者の路線に係るものは当該鉄道事業者に工事を委託して実施するよう指導すること。
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| 2 |
帝都高速度交通営団 |
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| (1) |
要員の合理化 |
| ・ |
平10.4.1現在、職員数10,513人(本社1,398人、現業機関9,115人) |
| ・ |
各種業務の機械化、外注化等により要員縮減、業務の効率化に努めるとの閣議決定あり(平7.2.24) |
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| ○ |
駅務区の中には、他の鉄道事業者の駅に比べ1日当たり乗降人員数が著しく下回るにもかかわらず、営団の駅の配置要員数が多いものあり |
| ○ |
電車区の中には、運転士の実配置要員数が営団算出による必要要員数を上回るものあり |
| ○ |
検車区において、修繕業務量の実績に対し、必要要員数の算出における見込みが過大であるため、非効率な要員配置 |
| ○ |
工場の中には、回転機の検修作業の部外委託を行っていないものあり |
| ○ |
本社と工場(5か所)の中間的管理機関である車両事務所を各工場に隣接して計5か所設置。 このため要員配置上、非効率
[平成9.4.1現在、車両事務所5か所に 193人配置] |
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<勧告要旨>
経営の一層の効率化を図る観点から、次の措置を講じ、要員の合理化を図ること。
- 駅務区、電車区及び検車区については、業務量に対応した要員配置の見直しを行うこと。
- 工場については、回転機の検修業務の部外委託を更に進めるとともに、要員の縮減を図ること。
- 車両事務所を1か所に統合し、統合後の内部組織について大幅な簡素合理化を図るとともに、要員配置の見直しを行うこと。
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| (2) |
関連事業等 |
| ・ |
平成9年度関連事業収入 273億円(参考:営団全体の収入合計 3,039億円) |
| ・ |
関連事業の推進等による増収に努めることにより経営の一層の効率化及び経営基盤の強化を図るとの閣議決定あり(平7.2.24) |
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| ○ |
雑用地について、暫定用途である簡易駐車場として利用しているが、より高い収入が見込まれる他の活用形態の余地あり。また、その中には、近隣の駐車場並みの水準への料金引上げが可能なものあり |
| ○ |
高架下未利用地の中には、高い収入を見込み得る形での貸付けが可能なものあり |
| ○ |
構内営業について、正規の営業料率を下回る低い料率を適用しているものあり。また、他の鉄道事業者に比べ構内営業料率の適用区分が細分化されておらず、営業料率も低率 |
| ○ |
駅の照明器具等に係る保守業務を随意契約により委託
[平成8年度委託金額1億 8,200万円] |
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<勧告要旨>
関連事業の推進による増収及び効率的な業務運営を図る観点から、次の措置を講じること。
- 暫定的用途の位置付けで簡易駐車場として長期間貸し付けている雑用地については、より高い収入が見込まれる用途を検討し転用を図るとともに、当面の措置として、貸付料の見直しを行うこと。
- 高架下の未利用地の利用拡大を図ること。
- 構内営業の営業料率については、構内営業に関する規程に即して適正な適用を行うとともに、営業の種別・形態別等に応じて適用区分を細分化した上で営業料率を見直すこと。
- 保守業務の部外委託については、競争契約方式を導入すること。
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保安監査 |
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地方運輸局では、おおむね5年間隔を目安として鉄道事業者に立ち入り、定期的に保安監査(施設・車両・運転取扱いの状況に関する監査)を実施
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| ○ |
運輸省は、保安監査の具体的な手続等に関する統一的な要領を未策定 |
| ○ |
地方運輸局の中には、事業者原因事故の発生頻度やその内容を踏まえることなく監査対象事業者を選定しているもの等あり |
| ○ |
監査結果に基づく重要な指摘であるにもかかわらず、口頭で指示しているもの等あり |
| ○ |
保安監査の際、事業者が事前提出を求められる資料の中には、鉄道事業法に基づく届出等を通じて別途提出済みのものあり |
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<勧告要旨>
鉄道事業における運行の安全確保を図る観点から、監査対象事業者の選定、改善指示の方法等に関する事務処理要領を策定するなどにより統一化を図るとともに、次の措置を講じること。
- 鉄道事業者に対する定期的な保安監査は、事業者原因事故の発生頻度やその内容等を踏まえて重点的かつ効果的に実施すること。
- 保安監査の結果に基づく改善指示は、原則として文書によることとし、指摘内容に応じ適切に行うとともに、期限を定めて報告を求めるなど改善措置状況の把握を的確に行うこと。
- 保安監査の実施に先立って提出を求める資料は、必要最小限のものとすること。
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