「第4回地域伝統芸能まつり」の開催について
地域伝統芸能まつり実行委員会
地域伝統芸能まつり実行委員会(会長:梅原 猛)では、平成16年2月14日(土)、15日(日)の2日間にわたり、「第4回地域伝統芸能まつり」(主催:地域伝統芸能まつり実行委員会、財団法人地域創造、後援:総務省 他)を開催します。
今回のテーマは「変化(へんげ)」。祭りの中にあって変化(へんげ)という「常ならぬもの」の存在は、登場するだけで空間を「非日常的」なものへと劇的に変える役割を担っています。そんな変化(へんげ)にまつわる演目を全国から選出し、その歴史や地域性もご紹介します。 |
●2月14日(土)
実演予定演目 |
地域又は演者 |
備考 |
麒麟獅子舞(きりんじしまい) |
鳥取県鳥取市 |
|
佐渡(さど)おけさ/鬼太鼓(おんでこ) |
新潟県佐渡 |
|
撞舞(つくまい) |
茨城県龍ヶ崎市 |
|
新作能「 (くちなわ)」<短縮版にて> |
梅若六郎ほか |
作:瀬戸内寂聴 |
古典落語 |
立川談志 |
|
松田の獅子舞(ししま)い |
沖縄県宜野座村 |
|
牛鬼(うしおに) |
愛媛県宇和島市 |
|
●2月15日(日)
実演予定演目 |
地域又は演者 |
備考 |
御陣乗太鼓(ごじんじょうだいこ) |
石川県輪島市 |
|
遠野(とおの)のしし踊(おど)り |
岩手県遠野市 |
|
淡路人形芝居(あわじにんぎょうしばい) |
兵庫県南淡町 |
|
スーパー狂言「王様(おうさま)と恐竜(きょうりゅう)」 |
茂山千作ほか |
作:梅原猛 |
姫島(ひめしま)の盆踊(ぼんおど)り |
大分県姫島村 |
|
八代妙見祭(やつしろみょうけんさい) |
熊本県八代市 |
|
※ 演目は変更の場合もあります。
演目の詳しい概要及び入場方法(入場無料、事前申し込みが必要)については、財団法人地域創造の地域伝統芸能まつりホームページをご覧ください。
<地域伝統芸能まつりホームページ>
http://www.jafra.nippon-net.ne.jp/matsuri/
|
○ |
北は岩手から南は沖縄まで、全国各地から11の地域伝統芸能が出演。 |
|
○ |
「佐渡おけさ」などの全国的に有名なものから、「姫島の盆踊り」など、これまで紹介される機会があまり多くなかった演目などを幅広く上演。 |
|
○ |
新作能「 (くちなわ)」<短縮版にて>は、瀬戸内寂聴氏による新作能。 |
|
○ |
スーパー狂言「王様と恐竜」は、梅原猛氏の新作狂言を人間国宝・茂山千作が演じる。 |
役職等 |
名前 |
国際日本文化研究センター 顧問 |
梅原 猛(会長) |
財団法人地域創造 理事長 |
遠藤 安彦 |
京都造形芸術大学 教授 |
鎌田 東二 |
作曲家 |
三枝 成彰 |
作家 |
下重 暁子 |
青森県立図書館館長 |
鈴木 健二 |
NHK 専務理事兼放送総局長 |
関根 昭義 |
中央大学 教授 |
中沢 新一 |
作家 |
林 真理子 |
財団法人自治総合センター 理事長 |
松本 英昭 |
国際日本文化研究センター 所長 |
山折 哲雄 |
版画家 |
山本 容子 |
総務事務次官 |
香山 充弘 |
<問い合せ先>
総務省 自治行政局 自治政策課
課長補佐 松元
担当 森田
TEL 03-5253-5523(直通) |
(参考)
このイベントは、全国を代表する[地域伝統芸能・文化]、[古典芸能]、[新作古典芸能]が一堂に会して実演を披露することにより、地域伝統芸能等についての国民の再認識を促し、地域伝統芸能等の保存活用、及びそのことを通じた地域の活性化に関する国民的機運を盛り上げることを目的とするものです。
地域伝統芸能等と古典芸能の関係や相互の継承・発展の状況等について知ってもらうため、地域伝統芸能等と能・狂言等の古典芸能が同じ舞台で競演し、しかも新作「古典」芸能を紹介することにより古典芸能が現代に生きていることを伝えるなど、他に例を見ない、日本文化の深みに入り込むイベントとなっています。
「21世紀に向けて、日本の文化的伝統や日本的価値を見つめ直し、日本人のアイデンティティーを改めて見直すとともに、地域住民が郷土を愛し、郷土に誇りと親しみを持って地域づくりに取り組む機運を盛り上げる必要がある。」との問題意識のもと、平成10年度に「歴史的遺産・伝統文化の活用による地域おこし懇談会」(梅原猛座長)が設置されました。
この懇談会では、歴史的遺産等の活用による地域おこしの意義や、その推進のための具体的プログラムについて提言がなされましたが、この提言の中で、全国的な機運の高まりに結びつけていくためのイベントの開催が提案されたことを受けて、「地域伝統芸能まつり」を実施することとなったものです。
過去3回のイベントは、それぞれテーマを「怨霊」、「恋(こひ)」、「天地(あめつち)」とし、いずれも6000人余の観客(2日間の合計)をNHKホールに集めて熱演が繰り広げられました。入場無料のイベントですが、観覧希望が多数のため抽選で入場整理券を発行しており、昨年の倍率は約4倍となりました。
イベント当日は、地域伝統芸能等を実演する合間に、梅原会長をはじめとする地域伝統まつり実行委員会委員や地元の有識者等による解説を交えながら、暮らしの中で地域伝統芸能等を守るため懸命に努力している人々の姿や、その活動を通じて地域の人々が助け合い、地域の活性化に取り組んでいる様子をお伝えします。
また、NHKホール内のロビーの一角に、「地域情報PRコーナー」を設置し、出演団体の地元の文化・観光等の情報提供や特産品の販売等を行います。
|