| 〔手話ニュース〕 教育テレビで月曜日から金曜日 1)まず毎日午後3時頃にスタッフが集まって、その日のニュースのオーダーを決めるミーティングを行います。ニュースで扱うテーマは幅広く、政治・経済・社会・文化・スポーツなど毎日たくさんの項目があがってきます。その中から、「これは重要」と判断したニュースを毎日6本から7本選んで、その日のオーダーを考えます。 2)これが午後3時の打ち合わせ時点での、放送シートです。まだどのような素材を使うか決められない部分もありますので、空欄が目立ちますが、取材している記者から情報が入るにつれて、刻々とこの中身が埋まっていきます。 また突発の事件・事故などがあった場合には、この内容が大幅に変わってしまうことも珍しくありません。 左に「放送シート」の写真あり。シートには空欄が多く見られる。 3)手話ニュースのスタッフルームに掲げられているパネルには、障害者の方に向けて放送を出す上での心構えがかかれています。 ニュースは短い時間で内容を正確に伝えることが必要です。そのためには、テロップで使用する文字の使い方にも細かい心配りをしています。 以下、写真の説明。 障害者向け放送を出す際の心構えが示してあるパネルの写真である。 以下、シートの内容を抜粋 ・下ダブりは1行で ・感じを5つも6つも連続して並べないよう注意が肝心 ・自体・文字サイズ・文字強調に細心の気配りをする。 4)夕方から放送1時間前にかけては、もっとも忙しい時間帯となります。ニュース原稿をもとに、1つのニュースの項目が1分 ニュースの内容を変えないように注意しながら、短くまとめていく作業は思ったよりも大変です。ついうっかりや勘違いはあってはなりません。ストップウォッチを片手に、真剣なまなしで原稿に向き合います。 左に写真あり。以下、写真の説明。男性がストップウォッチを片手に、原稿をチェックしている。 同時にテロップを発注する作業、 5)手話キャスターは出来上がった原稿を元に、手話でどのように表現したらわかりやすくなるのか、さまざまに工夫を凝らしています。 特に最近のニュースでは、新しい言葉がひんぱんに出てきます。それらを短い時間にわかりやすく表現するには、絶えず工夫が必要なのです。 6)放送の約1時間前にオーダーシートはこのように出来上がっていました。スタジオのカメラをどのように動かすのか、ニュースの素材は何を使うのか、時間は何分何秒かなどが細かく書き込まれています。 左に「放送シート」写真あり。午後3時の打合せの時点では空欄の目立ったシートが、だいぶ埋まってきている。 左に写真あり。以下、写真の説明。2人の手話キャスターがリハーサルを行っている。アナウンサーの足下にはニュースの原稿が置かれている。 7)いよいよリハーサルの時間です。手話ニュースでは、単に原稿の時間を足し上げただけでは、正確な時間は出てきません。実際に手話で表現するためには、どのくらい時間が必要かを知る必要があるために、リハーサルは欠かせません。 2人の手話キャスターは、リハーサルの合間のちょっとした時間にも、相談しながら表現の工夫を重ねています。 足元にあるのは、機械にトラブルがあったときに見るためのニュース原稿です。手話は両手をかなり動かしますので、座って放送するわけには行きません。それで原稿もこのように、足元に置くことになるわけです。 8)いよいよ放送本番。放送ぎりぎりまで、修正を加えた原稿は下のようになっていました。 写真あり。以下、ニュース原稿が写った写真の説明。原稿には何度も修正された後がある。 リハーサルでは45秒ほどオーバーしていましたが、本番では秒単位まできっちり予定通りになっていました。 このように手話ニュースの現場では、毎日時間と戦いながら少しでもわかりやすい表現ができるように工夫を重ねています。 |