シート1 肢体障害者とICT 有限会社ネットワーク・コンソーシアム 内山 幸久 シート2 パソコンを使う動機 ■健常者 ・情報収集(ウェブ検索) ・コミュニケーション(メール) ・レポート作成(ワープロ) ・ショッピング ■障害者のニーズ(健常者より切実なイメージ) ・電子文房具 ・他に選択肢がない ・早い ・情報の整理棚 シート3 パソコンのトラブル ■障害者 ・自由を奪われ束縛された感じ ・故障部位の特定とメンテナンスの至難さ ■健常者 ・自宅での仕事や学業に支障が出る ・メールだけの相手の場合は連絡に困る ・壊れたら修理に出せばいい シート4 障害者にとってのパソコン ■健常者よりも切実なイメージ ・修理されるまで何もできないケースも ■健常者よりも情報収集の選択肢が少ない ■特殊入力装置の必要性 ・価格が高い ・使用するのに知識や訓練が必要 ・パソボラにも専門性が必要 シート5 メーカーの支援 ■ハード ・特殊キー(Fnキーなど)の順次入力化 ・電源やリセットをモーメンタリー信号で(3.5インチミニプラグ) ■ソフト ・OSのverとマシンの型番を一目見て分かるように ・ソース公開 ・あまり特殊な作り方をしない ・HDDのパーテーションを切る ・特殊なアプリケーションのdllはカレントで シート6 中間援助者への支援 ■共通部分 ・複数のOSのお作法をデータベース化し、インターネット経由で参照できるように ・ケースの事例をデータベース化 ・組織運営(人、場所、お金) ■特殊部分 ・入力装置の教育 こころWEB アシスティブ・テクノロジー パソボラカンファ ATAC ・障害に対する理解 ・在宅訪問に耐えるマナーの徹底 シート7 行政が行うべき支援 ■既存の制度 ・厚生省 日常生活用具 ワープロの給付を5年以内に受けた者を除外する規定の削除 情報バリアフリー化事業 助成の例を都道府県が規定化しているので、独自に判断する指導が必要 ■新しい制度 ・ローテクに対する支援 支持具 キーボード用 モニター用 ・特殊スイッチに対する支援 PETEなどの特殊入力ソフトなどのスイッチの支援 ・ECSの支援 シート8 ケース・スタディ 導入時の問題及び解決点 ■Y・U(大田区)初期 ・価格が高い〜中古で対応 ・マウススティック(ハンドリングディバイス)使用 ・マウススティックによる入力可動域が狭い〜アスキーボードで解決 ・キーボードに角度が必要〜専用台を工作 ・マウスが使えない〜こねこの手を使用 ・同時キーが押せない〜PDSで対応 ・モニターが低い〜適当な台を見つけた ・電源やリセットSWが押せない〜本体の縦置き ・FDが交換できない〜専用ディバイスの考案 シート9 ケース・スタディ 導入時の問題及び解決点 ■Y・U(大田区)第2期ベットで ・1スイッチによるグラフィック・キーボード入力(?\フト) ・1スイッチによるマウス入力(ハード) ・ノートパソコンをベッドサイドに直置き ・電源を入れたまま(モニターカットはスクリーンセーバーで対応) ・ハング時のリセットに対応するため、バッテリーパックを外し、100ボルトをECSで制御 シート10 ケース・スタディ 導入時の問題及び解決点 ■Y・U(大田区)第3期現在 ・市販のキーボード台(岩田陽商会製どこでもテーブル) ・市販の液晶用モニターアーム(VESAマウント) ・1入力マウス(HA/USBマウスゆり電子製) ・クローンモニター シート11 ケース・スタディー ■K・O(川崎市) ・自分で用意したもの(特殊装置は不要) テーブル(場所の確保を含む) ハンドリング・ディバイス(書字用を転用) 集中電源(両面テープでテーブルに固定) シート12 ケース・スタディー ■K・O(川崎市)初期 ・サポート(公的研究のモニターとして) マシン選び OSとアプリケーションのインストール モデムのATコマンド設定済み 通信ソフトの設定 インストラクション、ログインまで シート13 ケース・スタディー ■K・O(川崎市)初期 ・モニタリング成果 用語が分からない BBSコマンド、TL、MSG、/E、など その他パソコンの用語 その他インターネットの用語 シート14 ケース・スタディー ■K・O(川崎市)現在(8年後) ・友人のサポートを受けるため、同じマシンを ・情報源 インターネットや友人、知人 周辺機器情報など (あらゆる手段を駆使してインターネットに接続) ・パソボラの確保(独自ルート) SCSIからUSBへの変換コネクターの入手 以上