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| 資料2−1 |
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株式会社インフォ・クリエイツ バリアフリー研究所 平成16年12月24日 スライド2 目次 はじめに 調査概要 平成13年〜平成16年の調査結果と動向 平成16年調査結果: JISの追加項目 平成16年調査結果:要因の調査 考察 スライド3 はじめに 当社は、平成12年11月開催の日本国政府・IT戦略会議で定められた基本戦略で具体的に描かれた『社会参加』と『就労』の分野にて貢献したく、翌年の平成13年1月よりウェブコンテンツのバリアフリー化活動を開始しております。 当社の活動は、障害のある方や高齢者が容易に利用できるインターネットを目指し、音声ブラウザーで利用する時に障害となる問題の除去などを中心に取り組んできました。そして、これらの活動が、通勤の困難な障害のある方や地方在住者の方でも活躍できる雇用機会の創出と考えております。 また、活動の一環として、平成13年5月より、地方自治体および社会インフラ企業・団体のウェブコンテンツの診断(現状調査)を行ったり、誰でも無料で任意のウェブサイトを診断するウェブ・サービスも提供したり、情報の提供だけでなく、啓発活動も行っております。 スライド4 調査概要 今回の調査は、 1) 弊社が平成13年より行ってきました診断方法と同じ診断を行う動向調査、 2) 5月制定のJIS項目を追加しての現状調査となっております。 調査方法 1.深夜に、各都道府県のウェブサイトにアクセス、表示されたページを取得して、コンピュータに保存 2.保存データを弊社診断プログラムを使い障害となる問題箇所を検出 3.検出結果を集計分析プログラムにて問題点を整理・集計しました 診断項目(平成13年、平成15年、平成16年)主にJIS規格の「5」に該当する『開発及び制作に関する個別要件』中で、 且つ、プログラム診断が可能な項目です。 イメージとアニメーション JIS:5.4 a) イメージマップ JIS:5.1 b)、5.4 a)、b) マルチメディア JIS:5.4 c)、d)、e) スクリプト JIS:5.1 b)、5.4 e) アプレット、プラグイン JIS:5.1 b)、5.4 c)、d)、e) フレーム、タイトル JIS:5.2 e)、f) 上記に加え、新たにJISを考慮して下記項目(平成16年)を調査しました。 HTMLの言語属性の有無 JIS:5.9 a) 機種依存文字 の有無 JIS:5.1 a) HTML構文上の問題 JIS:5.1 a) スライド5 平成13年〜平成16年の調査結果と動向 ・平成16年の総ページ数は、平成13年より3.3倍、平成15年より1.38倍、若干増加率は鈍化しました。 ・問題が検知されたページ数は、平成13年より3.7倍、平成15年より1.58倍と、増加率は変化無く、 総ページに占める問題ページの割合が、平成13年の58%に比較して65%に拡大悪化しました。 ・検知された問題数は、平成13年より4.2倍、平成15年より1.38倍と若干増加率は鈍化しました。 ・問題項目別には、イメージ画像等に必要な代替テキストの欠損が90%を占めています。平成13年は、同94%ですので、他の問題項目の悪化が見られます。 ・マウスを置くと展開するJavaScriptやレイアウトのフレームなど、視覚的に便利な利用技術の普及と共に問題が多様化していることが分かります。 年間の推移の表 (以下は9行、5列の表のデータ。初めの3行は全体について、後の6行は項目別問題点について) 全体、総ページ数、2001年 530,172、2003年 1,274,657、増加率 240%、2004年 1,756,896、増加率 138% 全体、問題のあったページ数、2001年 307,066、2003年 726,786、増加率 237%2004年 1,144,744、増加率 158%、 全体、総問題数、2001年 1,565,108、2003年 4,794,255、増加率 306%、2004年 6,631,327、増加率 138% 項目別問題点、イメージ、アニメーション、2001年 1,361,220、2003年 4,123,472、増加率 303%、2004年 5,621,513、増加率 136% 項目別問題点、イメージマップ、2001年 104,486、2003年 231,313、増加率 221%、2004年 319,630、増加率 138% 項目別問題点、マルチメディア、2001年 2,125、2003年 6,971、増加率 328%、2004年 8,901、増加率 128% 項目別問題点、スクリプト、2001年 38,960、2003年 257,767、増加率 662%、2004年 400,822、増加率 155% 項目別問題点、アプレット、プラグイン、2001年 302、2003年 1,928、増加率 638%、2004年 1,417、増加率 73% 項目別問題点、フレーム、タイトル、2001年 58,015、2003年 172,804、増加率 298%、2004年 279,044、増加率 161% (データはここまで) スライド6 平成16年調査結果: JISの追加項目 追加した診断項目中、機種依存文字の問題は発見されませんでした。 各国・地域別対応の言語属性については、殆どのページにて配慮されていない実態がわかりました。 検知した問題総数は約8百万箇所となり、修復には多大な作業が必要であると分かりました。 JISの追加調査項目の表。 (以下は12行、5列の表のデータ。初めの9行のデータは、スライド4の表と全く同じもの。 後の3行は、JISの追加項目についてのデータだが、2001年、増加率、2003年、増加率の列は空欄。) 追加項目、特定環境依存、2004年 0 追加項目、構文エラー、2004年 1,778 追加項目、各国・地域別対応、2004年 1,315,572 (データはここまで) スライド7 平成16年調査結果:要因の調査 問題項目中90%を占める、イメージの代替テキスト欠損問題の詳細調査を行った結果が下記表です。 『spacer.gif』や『1pixel.gif』など同じファイル名の画像が繰返し使用されている実態は、画像ファイルそのものには特別な意味が無く、レイアウト調整のスペースや文頭装飾などに使われている画像ファイルであると認識できます。これらのファイル名を特定することで、プログラム修復が可能となり修正の省力化が期待できます。 画像別の問題数(トップ5)の表 (以下は、8行、6列のO県、K県、C県、T県の問題となった画像ファイル名とその割合の表のデータ) O県における画像の問題数 234,554箇所 null.gif 28,954箇所、spacer.gif 21,226箇所、mark1.gif 15,326箇所、1pixel.gif 8,609箇所、clear.gif 3,790箇所 K県における画像の問題数 82,208箇所 spacer.gif 23,790箇所、tate.gif 4,870箇所、shim.gif 2,979箇所、kumamotodata.gif 974箇所、space.gif 649箇所 C県における画像の問題数 40,694箇所 touka.gif 3,949箇所、dm_a.gif 2,835箇所、spacer.gif 2,411箇所、blank.gif 642箇所、prev.gif 548箇所 T県における画像の問題数 9,393箇所 spacer.gif 1,798箇所、10pixel.gif 586箇所、mark.gif 315箇所、20x20_b.gif 205箇所、1pix.gif 130箇所 (表はここまで) スライド8 考察 平成13年の調査より4年が経過し、インターネットの普及により総ページ数の拡大とともに、問題数および問題ページの割合が高まるなど、アクセシビリティ対応には改善が見られませんでした。 問題項目別としては、診断・改善が簡単に実施できそうな画像などの代替テキスト問題などが全体の90%以上を占め、アクセシビリティへの技術や判断の難しさが真の要因とは言い難い実態となっています。 同時にアクセシビリティ対応の難易度が高いと思われる新技術の普及や、自動生成などの利用技術が拡大しつつありますので、今後は診断と修正への対応がますます困難となる事が予測されます。 考えられる対応として、重要度が高く(JIS規格にて何々せねばならないと規定)、技術的難易度が低い問題に対して、品質仕様書やガイド徹底を行い、該当問題の増加を抑制すること、そして、今後も利用が拡大すると思われる新技術へのアクセシビリティ対応への準備に集中できる環境整備が急務と考えます。 |