1 利用者像
(1)概況
我が国では女性の利用が確実に増加
インターネット利用者の属性について、特定のウェブサイトにアクセスした人が回答する形式の各種アンケート調査をもとに日米で比較を行った。
1998年冬に行われた調査によると、我が国では女性の回答者の割合が3つの調査の平均で25.6%となっており、米国の35.8%に比べると、女性のインターネット利用が進んでいないといえる。ただし、時系列変化をみると、我が国ではこの2年間に女性の利用が確実に増加していることがうかがえる(図表1))。
また、インターネット利用者の年齢別構成比をみると、我が国では20〜30代に利用が集中しており、特に高齢層の利用が少なくなっているのに対し、米国では我が国と比較して幅広い年齢層に利用されている(図表2))。
次に、「インターネット利用状況調査」により、我が国におけるインターネットの利用状況をみてみると、インターネットの利用場所については、利用経験が長いほど、職場で利用する割合が高くなっている(図表3))。
インターネットの利用目的については、利用経験が短いほど「主に趣味・娯楽」のために利用する割合が高く、利用経験が長い人ほど「主に仕事・勉強」のために利用する割合が高くなっている(図表4))。
インターネットの利用頻度については、1日1回以上利用する人が、電子メールの発信では全体の52.1%、電子メールの受信では全体の82.0%、WWWアクセスでは全体の70.6%を占めており、インターネットはかなり高い頻度で利用されていることがわかる(図表5))。
関連サイト: |
「第4-7回インターネット・アクティブ・ユーザー調査」(日経マルチメディア)) |
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「第3-6回ウェッブ・ユーザー・アンケート調査」(ヤフー)) |
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「第6-9回WWW利用者調査」(CSJ)) |
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「第7-10回WWWユーザー調査」(米国ジョージア工科大学)() |