凡例 第1章 特集 ITがひらく21世紀 第2章 情報通信の現況 第3章 情報通信政策の動向 情報通信年表・注記・調査概要

第2章 第7節

(2)国内専用線料金

デジタル1.5Mbpsは、6都市の中で東京が最も高い水準

 10年度の国内専用線の料金をOECDモデル(注16)により比較すると、アナログ音声級回線については、東京は4番目と、平均的な水準にある。一方、デジタル回線については、64kbpsは最も安い水準にある。逆に1.5Mbpsは、価格差は縮小してきているが、依然、他の5都市と比較して東京は最も高い水準にある(図表1)、2))。
 なお、個別料金について、15km程度の比較的回線距離が短いものについてみると、東京は、アナログ音声級(15km)、デジタル64kbps(15km)及びデジタル1.5Mbps(15km)のいずれも他都市に比べ、安い水準にある(図表3))。

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※1 OECDモデルによる通常料金の比較。
※2 7年度調査は8年1月時点、8年度調査は9年3月時点、9年度調査は10年2月時点、10年度調査は11年2月時点の料金。
※3 ジュネーブについては10年度より調査開始。
※4 デジタル方式については、東京は10年度から一般回線からデジタルアクセスへ比較対象サービスを変更している。
郵政省資料により作成

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※1 各国とも1年契約の料金を採用(1年契約がない場合は期間の定めがない料金)。
※2 デジタル64kbpsの東京の料金は、デジタルアクセス64を利用した場合(一般回線を利用した場合は、1,160万円/月となる。)。
※3 デジタル1.5Mbpsの東京の料金は、デジタルアクセス1500を利用した場合(一般回線を利用した場合は、6,900万円/月となる。)。
※4 調査年度・都市によりバックアップや故障普及対応等のサービス品質水準が異なる場合がある。
郵政省資料により作成

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※1 アナログ音声級は、NTTの一般専用サービス帯域品目3.4kHzとの比較。
※2 デジタル64kbps及びデジタル1.5Mbpsは、NTTの高速デジタル専用回線との比較。
※3 デジタル64kbpsの東京の料金は、デジタルアクセス64を利用した場合(一般回線を利用した場合は、77千円/月となる。)。
※4 デジタル1.5Mbpsの東京の料金は、デジタルアクセス1500を利用した場合(一般回線を利用した場合は、337千円/月となる。)。
※5 バックアップや故障普及対応等のサービス品質水準は各都市により異なる。
郵政省資料により作成