凡例 第1章 特集 ITがひらく21世紀 第2章 情報通信の現況 第3章 情報通信政策の動向 情報通信年表・注記・調査概要

第3章 第4節

5 ペタビット級ネットワーク基礎技術の研究開発

情報通信基盤技術に関する基礎的・汎用的技術の研究開発を推進

 21世紀の高度情報通信社会を人間と親和性のある豊かなものとするため、通信総合研究所では、12年度より5か年計画で、1)情報通信のヒューマニゼーション技術、2)次世代マルチギガビット通信プラットフォーム技術、3)ペタビット級ネットワーク基礎技術の研究開発を一体的に実施する(図表)。
1)情報通信のヒューマニゼーション技術の研究開発
 利用者が容易にネットワークを利用でき、また利用者ごとにきめの細かいコミュニケーションを支援できる技術の実現を目指し、ネットワークと人間とのインターフェースや、ネットワーク上でのコミュニケーションメカニズム等に関する要素技術や先導的システム技術の研究開発を行う。
2)次世代マルチギガビット通信プラットフォーム技術
個々の利用者間で超高精細動画等の人間と親和性のある情報の流通を可能とするマルチギガビット(数ギガビット/秒)級通信プラットフォームを実現するために必要となる超高速通信プロトコルなどの研究開発を行う。
3)ペタビット級ネットワーク基礎技術の研究開発
 超高速大容量情報の流通を、基幹通信網で実現するため、ペタビット(100万ギガビット/秒)級ネットワークの基礎技術として光伝送・交換技術、ネットワーク制御技術等の研究開発を行う。

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