会議資料・開催案内等

情報通信審議会 情報通信技術分科会(第57回)議事概要



  1.  日時 平成20年3月26日(水) 14時00分〜15時25分

  2.  場所 総務省第一特別会議室(8階)

  3.  出席者
    (1) 委員(敬称略)
    土居 範久(分科会長)、青木 節子、荒川 薫、伊東 晋、大山 永昭、
    後藤 滋樹、酒井 善則、清水 英一、畑 文雄、根元 義章
    (以上10名)
    (2) 専門委員(敬称略)
    小川 博世(独立行政法人情報通信研究機構 新世代ワイヤレス研究センター長)

    (3) 事務局
    渡邉情報通信政策局総務課課長補佐

    (4) 総務省
    (情報通信政策局)
       松本技術総括審議官、河内大臣官房審議官、児玉技術政策課長、田中通信規格課長、
    岡野宇宙通信課長、奥放送技術課長、松井技術政策課企画官、
    杉野通信規格課企画官、瘟Y通信規格課課長補佐、

    (総合通信基盤局)
       寺ア総合通信基盤局長、田中電波部長、富永電波政策課長、渡辺移動通信課長、
    竹内電気通信技術システム課長、大塚重要無線室長

  4.  議題

    (1) 答申事項
     
    1) 「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件について」のうち「小電力を用いる自営系移動通信の利活用・高度化方策に係る技術的条件」に関する一部答申【平成14年9月30日付け 情報通信技術分科会諮問第2009号】

    【内容】
     簡易無線局等に適したデジタル方式とその利用拡大、動物の検知通報システムの導入、ラジオコントロールの新方式の導入とその利用拡大にそれぞれ必要となる技術的条件について検討したもの。審議の結果、本技術的条件について、一部答申を行った。

    2) 「ネットワークのIP化に対応した電気通信設備に係る技術的条件」のうち「050-IP電話等の基本的事項に関する技術的条件」に関する一部答申【平成17年10月31日付け 情報通信技術分科会諮問第2020号】

    【内容】
     IPネットワークのネットワーク構成が、現行のアナログ電話ネットワークと異なることから、ネットワークのIP化に対応するための課題が生じているため、昨年の0AB〜J IP電話に引き続き、050-IP電話等の技術的条件について検討し、発信者番号偽装対策等について取りまとめたもの。また、0AB〜J番号を使用するIP電話端末の試験方法及び、新たなサービスとして、コンテンツ配信、固定・移動シームレス、端末・ネットワークとの接続について検討課題を抽出し、今後のサービスの状況や標準化動向に応じて検討を具体化していく基礎を取りまとめたもの。審議の結果、050-IP電話等の技術的条件について、一部答申を行った。

    (2) 報告事項
     
    1) 研究開発・標準化戦略委員会審議状況報告について

    【内容】
     「我が国の国際競争力を強化するための研究開発・標準化戦略」として、昨年8月2日に、総務大臣より情報通信審議会総会に諮問された案件について、中長期に渡って我が国の国際競争力を強化する観点から、主に研究開発、標準化に関する具体的推進方策について、研究開発・標準化戦略委員会より、審議状況報告があった。
     研究開発については、主に研究開発課題とその目標等を明確に設定した研究開発ロードマップの策定と、限られたリソースを有効活用しつつ、最大の投資効果を得るため、重点的に推進すべき研究開発課題の抽出について、進捗状況の報告があった。
     標準化については、我が国が戦略的かつ重点的に国際標準化活動に取り組むべき技術分野と、ICT標準化戦略マップの策定など、産学官連携による「ICT標準化・知財センター」を中心とした国際標準化活動強化策の検討状況について、報告があった。

    2) ITU−T部会審議状況報告について

    【内容】
     この一年間のITU−T部会の活動について、報告があった。主な点は以下のとおり。
    • ITU-Tにおいて、IPTVの勧告化作業を加速するため、関連するグループを集約したIPTV-GSIが、本年1月に設置されたことを受け、ITU-T部会においてもIPTV特別委員会を新設した。
    • 今後は、WTSA2008に向けて、APT(アジア・太平洋電気通信共同体)による共同提案が行われる6月のASTAP会合及び7月開催のTSAG会合に対処しつつ、WTSA08への対処方針を本年秋頃に答申する。

    3) 「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件について」のうち「特定ラジオマイクの高度化に向けた技術的条件」について【平成14年9月30日付け 情報通信技術分科会諮問第2009号(検討開始)】

    【内容】
     コンサートや大規模なイベント等において使用される特定ラジオマイクについて、利用の増加からチャネル増の期待が寄せられている状況を踏まえ、周波数有効利用効率が高いデジタル方式の技術的条件について、小電力無線システム委員会より検討を開始するとの報告があった。

    4) 「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件について」のうち「気象観測用ラジオゾンデの高度化のための技術的条件」について【平成14年9月30日付け 情報通信技術分科会諮問第2009号(検討開始)】

    【内容】
     気象観測用ラジオゾンデについて、観測者の増加や観測ニーズの多様化等に対応するため、占有周波数帯幅の狭帯域化など、より最適なシステムに必要な技術的条件について、小電力無線システム委員会より検討を開始するとの報告があった。

    5) 超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)について

    【内容】
     2月23日に超高速インターネット衛星「きずな」が打ち上げられ、順調に飛行していることについての報告と、総務省が公募・採択した「きずな」を利用する利用実験の概要について、説明があった。


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 また、総務省において、閲覧及び貸し出しを実施しておりますので、下記までご連絡をお願いいたします。

 担当:総務省情報通信政策局総務課情報通信審議会係 濱元、浅川
 電話  0352535694 FAX 0352535714
 メール jyouhoutuusin-singikai@soumu.go.jp



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