目 次




III 各実験の概要


  1. 日米高速衛星通信実験
     インテルサット衛星等を利用した衛星回線(一部地上回線を利用しても可)により、日米間で実施する高速衛星通信実験です。
     平成9年3月に、最初の実験として「高精細ビデオ・ポストプロダクション実験」が行われ、成功を収めました。
     今後、郵政省通信総合研究所(CRL)では、155MbpsのATM高速衛星回線を用いた通信実験を行う予定です。

  2. 日欧高速衛星通信実験
     インテルサット衛星等を利用した衛星回線(一部地上回線を利用しても可)により、日欧間で実施する高速衛星通信実験です。
     現在、「DAVIC版ビデオオンデマンド相互運用実験」及び「衛星通信を統合したインターネット」等が実験テーマとして予定されています。

  3. 日韓高速衛星通信実験
     日本及び韓国の商用衛星又はインテルサット衛星等を用いた衛星回線(一部地上回線を利用しても可)により、日韓間で実施する高速衛星通信実験です。
     現在、「衛星経由ATM LAN間接続」、「高精細画像(立体映像を含む)伝送実験」等が実験テーマとして予定されています。

  4. 国内アプリケーション実験
     日本国内の商用衛星を利用して、高速衛星通信実験や新たな衛星アプリケーション開発のための実験です。
     国内アプリケーション実験の最初の実験として、「立体高精細映像の衛星伝送実験」が平成10年2月に予定されています。
     この実験は、スポーツのライブ映像を高速衛星回線を用いて伝送し、立体デジタル高精細映像で220インチ大型スクリーンにデモンストレーションするものです。


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