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2005年5月11日(号外)

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 □□□□  総務省発情報メルマガ 号外 2005年5月11日発行
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 ◆◆◆ 総務大臣コラム 「麻生太郎の’あっ、そうだろう!」 ◆◆◆

   全国に広げようスポーツのメッカ − スポーツによる地域再生

 こんにちは。総務大臣(国民スポーツ担当)の麻生太郎です。
 いつも総務省メールマガジンをご愛読いただきありがとうございます。
 高校球児が目指すのは甲子園、ラグビーでしたら花園と、目指す聖地(拠点)
は決まっています。今回は、新たなスポーツ拠点づくりによる地域再生につい
て、私の考えをお話ししたいと思います。

 「野球は甲子園、ラグビーは花園」 − 全国の高校球児や高校ラガーマン
が目指す聖地は決まっています。冷静に考えれば、なぜあの暑いさなかにわざ
わざ甲子園なのか、北海道の方がよっぽど涼しいではないかと言いたくなりま
すが、そんな理屈ではなく、高校野球といえばもう甲子園なのです。
 しかし、高校生のスポーツは、何も野球やラグビーだけではありません。高
校生に限らず、全国の小学生・中学生・高校生それぞれが自分がきわめたいス
ポーツに一生懸命打ち込む、その姿はどれも素晴らしいのです。そんな彼らの
目標となるべきスポーツのメッカづくりができないか、という話が、昨春の閣
僚同士の昼食会で小泉総理からありました。私は、昨年9月に総務大臣に留任
した際、小泉総理から新たに国民スポーツ担当に任命され、その具体化に取り
組んできました。
 実際問題として、例えばある地域がスキーのメッカを目指そうと思っても、
大会の運営や宿泊施設の確保等、一自治体にとっては大仕事となります。特に、
大会の運営経費等、毎年の財政負担も大きなものがあると考えられます。しか
し、そういった問題を乗り越えれば、「スキーといえば○○」と全国から注目
され、地域間の新たな交流が生まれるなど、地域再生に役立つことでしょう。
この観点から、総務省と文部科学省が協力して、支援の仕組みをつくることに
しました。

 まず、昨年秋に、地方自治体やスポーツ関係者からなる「スポーツ拠点づく
り推進委員会」を設置しました。この推進委員会では、市町村とスポーツ団体
が共同で策定した開催計画を承認することとし、承認された大会の開催経費を
1千万円以内で助成することとしたのです。
 昨年末にかけて募集を行ったところ、全国各地から111大会もの申請があ
り、反響の大きさに驚きました。推進委員会ではその中身について慎重に検討
し、1月26日に平成17年度第1次分として、28大会を選定しました。今
回選定された大会は、例えば、青森市のカーリング(高校生を対象)、茨城県
友部町のアームレスリング(高校生)、栃木県大田原市のアウトドア綱引(小
中高校生)、富山県南砺市のスポーツクライミング(小中高校生)、山梨県都
留市のグラススキー(小中高校生)、静岡県掛川市のトランポリン(小中高校
生)、大阪府阪南市のビーチバレー(高校生男子)、兵庫県伊丹市のなぎなた
(高校生)などがあります。青森市の「カーリング高校生選手権大会」では、
オリンピックで一躍有名になったカーリングの日本ジュニア層の強化、競技人
口の拡大を目指すとともに、「カーリング甲子園」という愛称で定着させ、
「カーリングの街=青森市」として、地域経済が活性化することを期待してい
るとのことでした。

 私は、スポーツというものは、裾野(競技人口)が広がれば広がるほど、山
頂(レベル)が高くなるのだと思います。サッカーが今、そういう良いサイク
ルに入っているのではないでしょうか。小さい頃からスポーツに慣れ親しみ、
しかも目指すべき目標、場所があるという環境が理想的です。現在、生きるべ
き目標や未来への期待を見失った青少年がふえていると言われていますが、ス
ポーツに打ち込むことによって、健全で人の気持ちのわかる子供達が育ってい
くのだと考えます。
 スポーツは、元来「気晴らし」や「楽しみ」「遊ぶ」などを意味する
「disport」が変化した言葉です。スポーツは、単なる成績至上主義ではなく、
スポーツをする方も観る方も、スポーツを通じて感動する、精神が解放される、
というのが本来のスポーツのあり方ではないでしょうか。

 今回のスポーツ拠点づくりは、スポーツに励む小中高校生と、その保護者を
はじめ関係者の方々と、彼らを受け入れる地域の方々とが、皆で大会を盛り上
げていくことになります。まさに、スポーツの本来のあり方に合致した地域振
興が可能となるものですし、私としても、全国の少年少女や地域の人々に喜ん
でいただけるような事業にしていきたいと考えています。

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