【就任期間を振り返って】 |
問 |
:臨時閣議で、辞表のとりまとめがあったかと思うのですけれども、ご就任なされて、三位一体の改革であるとか郵政民営化であるとか、非常に難しい課題にここまで取り組んでこられて、振り返って、所感といいますか、感想というようなものがあればお話いただきたいのですが。 |
答 |
:昨年の9月22日ですかね。今日は372日目そうですね、やはり、三位一体の改革の話が就任したときに、これが一番、と思ったのですけれども。3兆円の先渡しの件と、補助金削減の内容を地方公共団体に決めてもらう、そして、その案をまとめるという二つが一番のヤマだったかなと思いますけれども、そこのところが一番大変と思った分が一つできましたので、まだ細目がいろいろ出ると思いますけれども、そこが一番大変だったかなと思います。郵政民営化の話も、これも結構、問題点の多さがいっぱい、きちんと対応しなくてはいけない点がいっぱい残っていますが、一応内閣の方向として、民営化というものの話がまとまったという二つが大きかったです。
ただ、仕事というのであれば、やはり消防庁の緊急消防援助隊というのは、これは消防の地域で、ホースの口径が合わないとか、無線の回線が混信するとか、大災害に対応するシステムが出来上がっていないというのが、阪神・淡路大震災以来言われていたところですけれども、緊急消防援助隊が、少なくとも、了解を得て立ち上げることが4月にできて、7月には、福井の災害等々に間に合ったというのが良かったと思う。その三つはそこそこなのですが、残念だったのが、その三つ目のところに関係して、国民保護法というのが消防庁と関係するところ緊急消防援助隊というのは、密接に繋がっているところだったと思いますけれども、一番の問題と思って、これが将来大きなものになる。政策評価というところは、非常に今後の予算をやっていくにあたっては、これは、もっときちんと育てあげて、皆さんも、この政策評価のところはもう少し、マスコミの方でもっとプレイアップして然るべきところなのだと思いますが、これは一番地味だと思いますが、これこそは大きな、将来にとって、非常に大きなものだと思いますので、是非、この点は大いに今後行っていかなければならないところだと思います。それに残念ながら、時間や精力を注ぐことができなかったことが、ちょっと残念です。
とにかく、ラジオ体操まで総務省の仕事にあるなんて知らなかったから、間口の広さだけはあった、正直驚きました。いろんなところで、随分反対が多いものもいっぱいありましたけれども、そこそこ意見を反映させていただいたと思っております。そんなところです。
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【自民党の新三役人事】 |
問 |
:自民党の三役人事の方が、午前中臨時の役員会で固まったと思いますが、新しい幹事長に武部勤さんという、山崎派ご出身だと思うのですが、この幹事長の人事を含めてですね、新しい顔ぶれ、まだ内閣の方の新しい顔ぶれわかりませんけれども、小泉さんが改革の総仕上げを進めていくといわれている体制として、どういうようなご評価か。 |
答 |
:評価は、仕事をやった結果でしか出せませんからね。印象しか言えませんけれども。私の印象から言ったら、武部勤さんに目をつけるところは、ほー、という感じがあって、僕としては、かなり高いです、この人事。与謝野政調会長、久間総務会長もなかなかよね、これ。その意味では、武部さんというのは、忘れているかも知らないけれど、農林水産相でしたよ、この人。食糧庁廃止の時の大臣でしたから。そのときの事務次官は渡辺現郵政民営化準備室長ですよ。だからそれは、なかなかのものですよ、考えてみれば。そこまで考えて人事したかどうかは知りませんよ。本人はかなり驚いたかと思うけどね。今議院運営委員長?人事としては、えーと思う方が多いと思いますけれども、私の評価は、あーなるほどなという感じが、人事についてはそういう印象です。国会対策委員長は中川氏の留任か。衆議院議院運営委員長はどうした。 |
問 |
:川崎二郎氏です。 |
答 |
:そこがなかなか総務省としては面白いところですね。川崎氏はそのまま上がったわけね。参議院の国会対策委員長は、まだ出てなかった?よろしいですか。それでは長らくお世話になりました。
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以上 |