問 |
:冒頭、大臣が地方から評価いただいて、総務省としてもいい結果であると、いい結果であったと仰いました。当初ですね、これは各省、あるいは与党と意見の対立というのが相当分かれていたところで、最終的にこういう形でまとめられた最大のポイントというのはどういうことだったとお考えですか。 |
答 |
:さぁ。皆自画自賛するところなのだろうけど、皆大人だったのじゃない?何がポイントだったかというと、やはり3兆円という枠が決まった、そして3兆円になんとしてもというので、そこのところは皆一致していた。これはやはり、何回も協議をしているうちに、地方団体としても、それからこちら側も、これは対立してどうのこうのという話ではないと。やはり地方の時代、地域主権という大きな流れというのをこれは国会議員は皆、うすうす流れとして感じた。これはやはり地方の案というものに出来るだけ沿う形で、ある程度やっていかないと、これは今後、この国の形の上からでも、やはりこれは地方団体の案を真摯に受け止める必要があるというような意識が少しずつ出てきた。そして、地方もとにかく、自分たちのこの案以外一切呑めないというような頑ななところでもなく、双方ある程度きっちりと、2年間で3兆円なのだから、初年度で3兆円などと誰も言っていないのだから、平成17,18年度で3兆円、平成16年度から入れて総額4兆円ということになるので、3年間で4兆円というのだから、残りの部分についても、今後ともやっていく目途がつければそれでいいのであって・・というような、そこそこ皆大人の知恵、対応が出来てくるようになったというところではないでしょうか。場面、場面においては、非常にこれまでから言ったら、義務教育費に限らず、いろいろご意見の分かれるところだったとは思いますけれども、中教審というものを無視した話でスタートしているのがいかがなものかという極めて常識的な意見も取り入れられるというような形になっていったので。私の言葉で、私の表現でいくと、皆、そこそこ現実を、または時代の流れというものを読んだ上で対応された結果なのだと思って、よく総理が言われる、地方もバラバラ、自民党もバラバラではないかと、人様のことをバラバラと言える立場にいるのかという表現で、最後はまとまる、という表現を総理の場合よく使われますけれども、そういった形でまとまっていったのだと思います。 |
問 |
:今、それぞれの大臣が大人の対応をされていたということですが、若干おっしゃったように、平成17年中について結論を得るものとして、一つ建設国債のものがありますけれども、これはどういった議論で、お互い対立点はどこにあったかという、ちょっともし、紹介してもらえればと思います。 |
答 |
:建設国債というのは、公共工事や治山治水事業やら何やら、あれはまた分け方がいろいろ難しいのですが、その中で、例えば社会福祉施設とか公立文教施設とかいったようなもの、約3千億円かな、そういったものが結構定着している?役所用語でいえば。それはもう確実に何十年か経ったら、もう一回建て直すとか、こういう定着しているようなものについては、これは地方に税源移譲してもいいのではないか、というのが現実論。傍らそれをやると建設国債というものを赤字国債に振り替えるというのはいかがなものかという、いわゆる理念?理屈という話とで対立したのだと思いますが、これは今後詰めていきますけれども、皆さんが国債を買われている時に、これは赤字国債だと思って買われている人、これは建設国債だと思って買っている人はいないわけですから、皆ナショナルボンズとして買っていただいているので、そういった意味では、それは理屈ではそうかもしれないけれども、現実としてはという話やらなにやら、そこのところは対立論としては残ったのだと思います。 |
問 |
:先程、大臣は平成17年度中に税源移譲について残り6千億円をきちんとやりたいというお話でしたけれども、今回目標に掲げていた3兆円というのにまぁ6千億円届かなかった・・・。 |
答 |
:と新聞は書くわけですよ。しかし、全然思っておりません。最初から2年間で3兆円と言っているのですから。今年度中に3兆円なんて言ったことは一回もありません。是非調べて下さい。平成16、17、18年の3か年間で4兆円だったのですから。去年で1兆円。ね。だから今年と来年で3兆円。それで今年は2兆4千億円いっているのだから。それで別に、届かなかったと書きたいという新聞の性格はわかりますよ。だけどそれは、我々から言うと最初から2年間で3兆円と申し上げてあったので、初年度から3兆円などと一回も言ったことありません。だから届かなかったなどとは全然思いません。 |
問 |
:そうしますと、その残り6千億円というのは平成17年度中に決めて、18年度までに税源移譲をやる方向ですか。 |
答 |
:はい、そうです。予定どおりです、それは。3兆円を1兆5千億円と1兆5千億円に分けるとか、2兆円と1兆1千億円に分けようとか、いろんな意見は最初からありましたよ、それは。だけど最初にできるだけという話になって、2兆円を超えれば良いのではないのかという話やらなにやら、それはいくつも、いろんなご意見がありましたから。2兆4千億円、約8割というのは、出来としては上出来なのだと思いますけれども。 |
問 |
:恐縮ですけれども、税源移譲の、具体的には額なのですけれども、例えば来年度はいくらだっていう確定的な数字というものはありますか。 |
答 |
:年割りはそうか、平成16年、17年分と分けているから。それをいくらやるか?それは財務省の主計局とか総務省の自治財政局にでも聞いてください。そこまで私がやったら役人の仕事がなくなってしまう。 |
問 |
:生活保護と児童扶養手当の補助率の見直しの関係で、地方団体関係者が参加する協議機関を設置するとあるのですけれども、これは官房長官が言われた地方団体との協議を継続していくと、その中に・・・。 |
答 |
:別です。 |
問 |
:タイムスケジュールについては、もう1月くらいには作ってという形になっているのですか。 |
答 |
:そうでしょうね。一応さっき、枠組みやら何やらの話が出ていましたから。あと誰をどうメンバーに入れるかというだけで、枠組やら何やらは一応、今日、党側には提示してあります。
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以上 |