瀧野総務事務次官記者会見の概要

平成21年1月8日(木)


《冒頭発言》
 こちらからは特にありませんので、どうぞ。

《質疑応答》
【「かんぽの宿」の譲渡】
:「かんぽの宿」の件ですけれども、昨年末、日本郵政とオリックスの間で一括譲渡で合意したということですが、先日、鳩山大臣が、その手続が不透明だというような趣旨を述べられて、異議を唱えるような感じのことをおっしゃっていたのですけれども、これに関する次官の見解とですね、総務省として、今後どういう対応をするのかというのをお聞かせください。
:「かんぽの宿」につきましては、全国で70か所程ございますけれども、民営化後5年以内に譲渡なり廃止すると法律で決められております。その5年以内といいますのは、平成24年9月30日ということでございます。そういった中で、一定の手続を経まして、オリックス不動産株式会社への譲渡ということが昨年の1226日、ちょうど御用納めの日ですけれども、発表になるということで、その直前に我々に報告はあったようでございます。今回そういった中で、大臣から幾つかの件についての問題点が指摘されております。なぜ、全国一括でやるのか等々ございます。そういうことがございますので、我々としても日本郵政株式会社に対して改めて詳細な説明を求めているところでございまして、まずはその報告を待ちたいということでございます。
:この「かんぽの宿」についてなのですけれども、日本郵政の方は、大臣の話を直接、正式に聞いたわけではないというコメントを今は出しているのですけれども、大臣の意向というのは正式に向こうに通達というのはしたのでしょうか。
:そういう大臣の御意向があるわけですので、それを踏まえてきちんとした説明をですね、大臣、幾つか疑問点を出されているわけですので、それについてきちんと説明ができるようにということで説明を求めているわけです。いずれにしても大臣の指示の下で今、動いているということでございます。
:その調査はいつぐらいまでとか、その報告の期限とか、そういうものはあるのでしょうか。
:特にそれはございません。とにかく速やかにというふうに言っております。最初、この譲渡の対象となりますオリックス株式会社の100%子会社、オリックス不動産株式会社というのですかね、これにつきましての会社分割の申請を1月末というような予定があったようでございますが、今こういう状況になって、今後そう動くかどうか分かりませんけれども、そういう一定のスケジュールを想定されているのであれば、そういうスケジュールの中で速やかにきちんと説明していただきたいということでございます。
:よろしいでしょうか。
:よろしくお願いいたします。
以上