○ オープンデータの更なる推進には、システムを使ったデータの自動的な取得や関連したデータの一括取得を可能にするなど、データの提供方法を高度化し、利用しやすくする取組が必要です。
○ この取組の1つとして、データをLOD※に変換して提供する方法があります。この方法は、オープンデータの最高ランクの形式でのデータ提供方法であるため、提供や有効活用の例が少ない状況にあります。
○ そこで、政府全体のオープンデータ推進のトップランナーである総務省統計局は、国勢調査等の統計データをLODで提供する先進的取組として「オープンデータモデル事業」を、福井県、同県内全市町及び独立行政法人統計センター等と連携して平成27年度に実施します。
【事業内容】
○ LODの統計データの提供
【総務省】:
国勢調査、社会・人口統計体系等のデータを政府統計の総合窓口(e-Stat)
(http://www.e-stat.go.jp/)から提供
【福井県・福井県内全市町】:
所有する統計データから選択し、福井県オープンデータライブラリ
(http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/toukei-jouhou/opendata/)等から提供
○ LODを活用したアプリケーションの開発
○ 本モデル事業を通じて、LODでのデータ提供の課題等について整理・検討し、統計データを始めとする各種データのLODによる提供を促進します。
LODでのデータ提供が主流になれば、関係するデータを同一形式で一括して取得でき、効率的に幅広く的確な情報の収集や詳細な分析が可能となります。
このようなデータ提供を促進することにより、新ビジネスの創出、公共サービスの向上や地方の企業進出など、地域の社会・経済の活性化につながるものと期待しています(詳細は資料を参照)。
※LOD(Linked Open Data):誰でも利用可能な全てのデータ同士がリンクしたデータ。
星の多さでオープンデータの公開レベルを示す5スターオープンデータの考え方で、最上級のデータ形式と位置付けられている。