平成21年1月27

Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの
高速化に関する技術的条件について

情報通信審議会からの答申
  総務省は、本日、情報通信審議会(会長:大歳 卓麻 日本アイ・ビー・エム株式会社会長)から「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件」について答申を受けました。
1  背景
  Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムは、平成5年6月電気通信技術審議会答申「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの技術的条件」に基づき、平成7年8月に制度化されました。
  このシステムは、陸上では、地方自治体等による災害対策用や携帯電話不感地帯用として、また、海上では、日本近海を航行する貨物船、漁船等の連絡用として広く利用されていますが、最近では、高速伝送サービスへのニーズが大きくなってきたため、このシステムの伝送速度の高速化が求められております。
  このような背景を踏まえ、情報通信審議会情報通信技術分科会衛星通信システム委員会(主査:大森 愼吾 独立行政法人情報通信研究機構 理事)において、Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件について検討が進められてきたところ、本日、その検討の結果として答申を受けました。

2  答申の概要
  答申の概要は、別添(PDF)のとおりです。

3  今後の予定
  総務省は、本答申を踏まえ、関係規定の整備を行う予定です。

【関係報道資料】
  • Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に向けて
    技術的条件の情報通信審議会への諮問(平成20年7月29日)
      http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/080729_5.html
  • 「Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件」及び「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件」についての関係者からの意見聴取(平成20年8月21日)
      http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/080821_1.html
  • 「Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件のうち標準画質レベルの動画及び音声の伝送が可能なシステムの技術的条件(案)」及び「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件(案)」に対する意見募集(移動衛星通信システム委員会の報告案に対する意見募集)
      http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/081205_3.html
  • 「Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件のうち標準画質レベルの動画及び音声の伝送が可能なシステムの技術的条件(案)」及び「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件(案)」に対する意見募集の結果(移動衛星通信システム委員会の報告案に対する意見募集の結果)
      http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2009/090122_2.html



(連絡先)
総合通信基盤局衛星移動通信課
担当 永田課長補佐、吉田係長
電話 (代表)03-5253-5111
      (内線)5902
(直通)03-5253-5902
FAX 03-5253-5903
E-mail mss_atmark_ml.soumu.go.jp          
(スパムメール防止のため、@を「_atmark_」と
表示しています。メールをお送りになる際には、
「_atmark_」を@に直して下さい。)