平成10年度 個性的で活力のある広域行政圏自治大臣表彰圏域の概要


圏 域 名 等ポ イ ン ト
最上(もがみ)広域市町村圏
(山形県)
1市4町3村
人口:99,766人
面積:1,803km2
中心市:新庄市
〔広域市町村圏間の交流等〕
  •  沖縄県中部広域市町村圏との姉妹広域圏の締結が、今年で10年目を迎え、両圏域の交流が益々活発となっている。
     これまでの相互派遣者数は3,500名を超え(うち児童は約1,900名)、多面的な市民交流に発展。
     また、物的交流においても、毎年両広域圏で開催される産業祭り等への出展参加が定着。
  •  環境と人とが共生する日本におけるモデル地域の形成を目指す「最上エコポリス構想」を策定、各種事業を展開。
  •  最上地域最大の秋まつりとしての産業と文化の祭典を開催するために「もがみ大産業まつり」を実施。
  •  平成元年に国際交流センターを設立し、定住した外国籍婦人のケアや多文化共生社会の構築への取組等を展開。
秩父(ちちぶ)広域市町村圏
(埼玉県)
1市5町3村
人口:122,851人
面積:892km2
中心市:秩父市
〔リゾートを核とした地域づくりとツール・ド・秩父の取組〕
  •  秩父リゾート地域整備構想の特定地域に全域が含まれ、リゾートを核とした地域資源の積極的な活用を図った新しい地域づくりを推進。
  •  日本五大サイクルイベントの1つであるツール・ド・秩父の開催により、住民と来訪者とのコミュニケーションを通して、地域の理解とPRが図られるとともに、広域的イベントとして圏域の一体感の醸成が図られた。
  •  雁坂トンネルの開通にあわせて、秩父地域と山梨県峡東地域の観光振興を図るため「彩甲斐地域観光振興協議会」の設立に参画し、誘客効果を高める広域的な観光振興策について両県とともに積極的に事業を展開。
木曽(きそ)地域広域市町村圏
(長野県)
3町8村
人口:43,841人
面積:1,688km2
中心町:木曽福島町
〔自然と歴史を生かした地域づくりと広域連合への取組〕
  •  地域住民の参加の下に他地域に誇れる景観づくりを進める木曽一村一美運動を展開するとともに、旧中山道沿いの歴史的資源を活用するための整備や御岳山麓等の豊かな自然を活用するための整備を図るなど、圏域全体で、官民一体となった取組を実施。
  •  公共看板等を広域的に統一コンセプトで整備することにより良好な地域イメージを創造する木曽広域圏サイン計画を実施中。
  •  木曽地域行政推進会議を設置し、既存の一部事務組合を統合した広域連合の平成11年4月の発足に向け調整中。
宍粟(しそう)郡広域市町村圏
(兵庫県)
5町
人口:53,252人
面積:718km2
中心町:山崎町
〔恵まれた森林資源を活用した取組〕
  •  圏域の構成5町により「しそう森林王国」を建国し、豊かな自然資源を活用した各種イベント事業や宍粟のPR活動など広域的な活動の実践により都市と農山村の交流に努める。
  •  恵まれた自然を生かし、都市と農山村の交流による個性的・魅力的な「しそう森林の祭典」を住民の自主的な活動により開催。
  •  地域の課題や地域づくりの取組等について地域づくりフォーラムを開催し、住民の意見を圏域づくり・しそう森林王国づくりに役立てる。
今治(いまばり)地区広域市町村圏
(愛媛県)
1市10町5村
人口:194,815人
面積:449km2
中心市:今治市
〔瀬戸内しまなみ海道に対応した新たな取組等〕
  •  本州四国連絡橋尾道・今治ルート(瀬戸内しまなみ海道)の開通を控え、瀬戸内海を挟んだ広島県と地域振興協議会を設置するなどさまざまな交流と連携を進めている。圏域においても「人・物・情報・文化の交流拠点」として、架橋を生かした新しいまちづくりに向けて更なる発展を期待。
  •  来訪者への観光インフォメーション、地域情報の提供、休憩機能等を備えた「しまなみの駅」を地域ネットワークの向上等を目的として設置。瀬戸内海大橋完成記念イベントの開催も予定。
  •  若者の手作りによる野外コンサート「瀬戸内海音楽祭」を9年度まで開催。広域イベントとして、圏域市町村が協力して取り組んだ。行政はもとより圏域住民の連帯感が醸成され、参画した若者を中心にまちづくりへの関心が高まる。
中部(ちゅうぶ)広域市町村圏
(沖縄県)
4市5町3村
人口:431,198人
面積:256km2
中心市:沖縄市
〔広域市町村圏間の交流等〕
  •  山形県最上広域市町村圏との姉妹広域圏が今年で10年目を迎え、行政はもとより議会、経済団体、各種団体、児童生徒交流等、多面的な交流を実施。なかでも児童交流は、貴重な体験を通して21世紀を担う人材育成に寄与。
  •  参加者が12,000人を数えるおきなわマラソンは、米軍基地内も取り入れた異国情緒豊かなコースを設定。事業の運営を各市町村、各種団体、婦人会、老人クラブ等のボランティアが支えており、広域圏の活性化や経済振興に寄与。
  •  地域経済活性化事業の一環としてピースフルラブ・ロックフェスティバルを民間とタイアップして実施。オキナワンロックを一堂に集めた一大ロックイベント。


戻る