総務省は、平成23年9月6日及び7日の両日、広島市において、第6回日韓電波監視専門家会合を開催しました。
中国総合通信局(局長:高崎 一郎)は当会合に出席しましたので、その概要を以下のとおりお知らせします。
1 会合概要等
(1)日程・場所
平成23年9月6日(火)から7日(水)
広島(メルパルク広島、中国総合通信局)
(2)目的
日本・韓国の電波監視分野における連携強化、相互交流による両国の電波監視分野の発展及び人的ネットワークの構築を目的として、平成17年以降、両国で交互に開催
(3)出席者
日本側:
総務省総合通信基盤局監視管理室 安永電波監視官
中国総合通信局 高崎局長、藤井電波監理部長
関東総合通信局 海老原宇宙国際調査課長
近畿総合通信局 山田上席電波監視官
九州総合通信局 加賀谷監視課長 等
韓国側:
韓国通信委員会(KCC) Jung, Jeung-sung課長補佐
釜山電波監視所 Seo, Yun-Gyo課長
電子通信研究所(ETRI) Choi, Yong-Seok課長 他3名
集合写真
2 会合の結果概要
会合では、電波監視活動における連携強化や宇宙電波監視の協力体制などについて討議が行われました。
(1)電波監視活動における連携強化
昨年ソウル市で開催された第5回会合において、総務省と韓国通信委員会(KCC)の地方局間の連携強化のモデルとして、中国総合通信局と釜山電波監視所にコンタクトポイントを設定しました。
今回の会合では、それを更に発展させ、日韓両国で混信妨害が発生した際に、混信の状況を記録して相手国に報告するフォーマットが合意されました。
(2)宇宙電波監視の協力体制
日本側は、INTELSAT-5やABS-5などの静止衛星の電波監視について、衛星軌道をより正確に測定するため、一つの衛星の軌道位置を60分間隔で24時間測定することを韓国側に提案し、合意しました。ITU(国際電気通信連合)無線通信規則では、衛星軌道を0.1度以内に保持することが規定されています。
意見交換の模様
(3)施設見学
韓国側に、中国総合通信局電波監視施設(DEURASセンタ局等)、電波可視化装置等を紹介しました。
DEURASセンタ局の見学
3 今後の開催予定
次回(第7回)会合は、平成24年9月頃に、韓国にて開催予定です。
照会先 | 電波監理部電波利用環境課 |
電話 | (082)222−3311 |