報道資料タイトル画像
平成22年12月1日発表

700MHz帯センターレスプローブ実験試験局に免許

− ネットワーク統合制御システム標準化等推進事業として、豊頃町等で実証実験 −

  北海道総合通信局(局長  大久保  明(おおくぼ  あきら))は、アイシン精機株式会社(取締役社長 藤森  文雄(ふじもり  ふみお))及び学校法人慶応義塾(理事長  清家  篤(せいけ  あつし))から申請のあった実験試験局に対して、平成22年12月1日(水曜日)、免許を付与しました。

本実験試験局を用いた実証実験は、交通情報や低燃費走行可能経路情報等を車車間通信によりドライバーに提供することで二酸化炭素削減を実現する、センターレス型のアプリケーションシステム開発を目的とするものです。

本実証実験は、本日から平成22年度末までの予定で、北海道豊頃町及び茨城県において実施され、安全運転支援の通信に関する研究のため、見通し内外における車両すれ違いや車両が密集している場合のデータ授受・検証を行うこととしています。

なお、免許の概要は以下のとおりです。

<免許概要>

申  請  者
  アイシン精機株式会社
  学校法人慶応義塾
周波数帯及び空中線電力   720MHz帯及び765MHz帯  0.1W  
実験を行おうとする地域
  北海道豊頃町
  茨城県つくば市及び城里町

注1 : 「ネットワーク統合制御システム標準化等推進事業」
    環境負荷の低減を目的として、ネットワークに接続された多数の機器から情報を収集し、その情報を用いてそれらの機器を統合的に制御する「ネットワーク統合制御システム」に係る技術規格の標準化を推進する事業。

注2 : センターレスプローブ
    センタ型プローブ情報システムは、自動車の持つセンサー情報を情報センターに収集し、統計処理等を施すことによって交通情報や気象情報等の提供を行うシステムである。これに対して、センターレス型プローブ情報システムは、情報センターを利用しないで車載機だけでプローブ情報を収集し、加工して、他の車載機に配信するシステム。

<参考>
実証実験イメージ図

・総務省報道資料(平成22年6月4日発表)
平成21年度第2次補正予算「ネットワーク統合制御システム標準化等推進事業」及び「環境負荷軽減型地域ICTシステム基盤確立事業」に係る委託先候補の決定

 

【本件報道発表に関するお問い合わせ先】
連絡先:無線通信部  陸上課
電話 : 011-709-2311(内線 4642)


ページの先頭へ戻る


copyright(c) Hokkaido Bureau of Telecommunications
  報道資料一覧へ
  トップページへ戻る