テーマ 8

ネットを介したコミュニケーションで気をつけたいこと

16コミュニティサイトなどでの未成年によるアプローチ

お小遣い欲しさに投稿したら

お小遣い欲しさに投稿したら

欲しいものがたくさんあるTさんは、お小遣い稼ぎに軽い気持ちで「パパ活相手募集」のメッセージをSNSに投稿し、食事に行くことになりました。

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連れて行かれそうになった

連れて行かれそうになった

食後気分が悪くなり、急に眠くなって‥‥異変に気づいた店員に助けられました。Tさんの離席中、パパ活相手が睡眠薬を飲み物に入れたことが原因でした。

考えてみよう!

あらゆる情報がネットから入って来るため、「欲しいモノ」や「やりたいコト」がいっぱい。でも、安易なお小遣い稼ぎはダメ。欲しい気持ちを上手にコントロールするには?

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  • A

    今あるお金で上手に楽しむ

    さんがドラマで着ていた服やゲームのアイテムが欲しい!話題のスイーツ店やテーマパークにも行きたい!全部はとても無理なのだから、優先順位をつけながらやり繰りを。

  • B

    一呼吸置いて落ち着こう

    情報を得た瞬間に「欲しい」と思うことは、誰にでもあります。もっと情報を!と調べてしまうと、衝動は激しくなる一方です。深追いせず翌日考えるなど、一呼吸置くことが有効です。

  • C

    保護者に相談してみよう

    コソコソ外出したり、急に服が増えたりすれば、家族も気づきます。まずは保護者に相談を。一時的に借りる、家の手伝いや長期休暇のバイトなど、安全な解決策を一緒に考えましょう。

学べる!プチ動画 学べる!プチ動画

危険な書き込みは、出会い系から非出会い系へとシフト

解説

 デートや食事だけで金銭的支援をしてくれる異性との交際活動を「パパ活(ママ活)」と呼び、援助交際よりも軽い気持ちで相手を募る人もいます。きっかけが出会い系からSNSなどのコミュニティサイトへと変わり、言い方が「パパ活(ママ活)」「JKビジネス」に変わっても、その危険性は援助交際と全く変わりません。

 こういった行為は、お金を支払ってもらえないばかりか、児童買春、薬物投与、誘拐、ストーカー、恐喝などの犯罪被害にあうケースもあり大変危険。たとえ「お散歩デート」のように一見害がなさそうに思えても会ってしまえば何が起きるかわかりません。自分の身を危険にさらす行為だということを肝に銘じて良識ある行動を。

黒板消し

ワンポイントアドバイス今、欲求をコントロールする力を養えば、これから先の役に立ちます。「欲しい」「やりたい」を並べ優先順位をつけるよう提案してみましょう。

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