テーマ 3

個人情報について気をつけたいこと

08悪意あるWi-Fiスポットを利用したことによる情報流出

パスワード不要の無料Wi-Fiスポットで

パスワード不要の無料Wi-Fiスポットで

Iくんは、パスワードもいらず無料でネットに接続できる場所を近所に発見。家の電波が不安定なので、よくその場所に行ってネットをしていました。

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通信内容が盗み見られてしまった

通信内容が盗み見られてしまった

そのWi-Fiスポットは、他人の情報を盗むために悪意で設置されたものでした。Iくんの通信内容は、ずっと盗み見られていたのです。

考えてみよう!

Wi-Fiが自由に使える場所が増えていますが、ネットを使いたいという人の思いを利用した悪質なWi-Fiスポットもあります。安全に使うために気をつけたいことは?

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  • A

    悪質なWi-Fiスポットも存在

    悪意を持った者がWi-Fiスポットを設置することもあります。新しくWi-Fiスポットに接続するときは、誰が提供しているのか、接続先の名称や鍵マークは正しいかを確認するようにしましょう。

  • B

    通信内容の保護を

    個人情報等を入力するときは、通信を途中で盗み見されないようにするために、ブラウザ上に鍵マークが表示されるか、URLが「https」からはじまっているかを確認しましょう。

  • C

    いざ!というときのために

    緊急災害時、携帯電話会社の電波が使えなくなることもあります。通学路や自宅近くで安全なWi-Fiを提供している場所をいくつか知っておけば、命をつなぐことに役立ちます。

学べる!プチ動画 学べる!プチ動画

ラッキー!が一転、個人情報の流出や悪用の恐れもある

解説

 スマホは、携帯電話事業者の回線(3G/4G/LTE/5Gなど)だけでなく、Wi-Fiスポットを使ってネットに接続することができます。でも、自宅に無線LAN環境が作れるように、Wi-Fiスポットは誰にでも設置できます。名称、鍵マークやWi-Fiステッカー※等でどのようなWi-Fiスポットなのかを落ち着いて確認しましょう。

 出先でパスワード不要の無料Wi-Fiを探す人もいますが、通信傍受やID・パスワードなどを盗むために設置する人もいることを思い出して!Wi-Fi設定が自動接続だと悪意のWi-Fiスポットにつながる危険が、スマホのデバイス名が本名だと接続時に名前が知られてしまう危険があるので、設定を見直すことも大切です。

※公共施設や店舗等に貼ってある、Wi-Fiが使えることを示すステッカー。緊急災害時にも役立つので、身近なWi-Fiスポットを調べてみましょう。

黒板消し

ワンポイントアドバイスWi-Fiスポットの中には、悪質なものや安全性の低いものがあることも。外出先で利用するなら、提供者や通信内容の保護を必ずチェック!

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